褒章には様々な種類がある。「自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方」には紅綬褒章、「長年にわたり社会に奉仕する活動(ボランティア活動)に従事し、顕著な実績を挙げた方」には緑綬褒章、「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」には黄綬褒章、「会社経営、各種団体での活動等を通じて、産業の振興、社会福祉の増進等に優れた業績を挙げた方」には藍綬褒章がある。
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さらに、芸能人の受章で話題となるものが、「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方」を対象とする紫綬褒章だ。今回、安室氏が受けたものとは別のものながら、ネット上では、両褒章を勘違いする声も多く見られた。
紺綬褒章には芸能人も名を連ねる。元SMAPの中居正広、香取慎吾、俳優の高橋一生、女優の仲間由紀恵、歌手の浜崎あゆみなどが過去の受章者だ。
このほかにも意外な受章者がいる。詳細が明らかにされているところでは、元SMAPマネージャーの飯島三智氏が2020年に受章。飯島氏は「生きにくさ」を抱える女性や子どもの支援を目的とし、日本財団に3000万円の寄付を行った。元プロ野球選手の新庄剛志氏も2007年に、青少年のスポーツ振興を目的とし、古巣の北海道日本ハムファイターズがある北海道へ1000万円を寄付し受章している。