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ハッシーの中央競馬新馬セレクション【7/11函館・7/10福島】

【今週デビューの注目馬】
☆タイクーン
 2021年7月11日(日)函館第5R芝1800m戦に出走予定のタイクーン。馬名の由来は「実力者、大物、母母父名より連想」。牡、栗毛、2019年3月6日生。栗東・本田優厩舎。父ドゥラメンテ、母ビューティーコンテスト、母父Singspiel。生産は浦河町・三嶋牧場、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。愛馬会法人・ユニオンオーナーズクラブの募集馬で総額3000万円。半兄には芝で6勝、障害で1勝を挙げたムーンクレスト(父アドマイヤムーン)がいる。本馬は均整の取れた好馬体の持ち主で、500kg前後の馬体重ながらフットワークが軽く、明らかに芝向き。ダイナミックなフォームで長く良い脚を武器に活躍するだろう。気性的にはおっとりしたところがあるようで、もう少しピリッとしてくるのが理想的。使われながら良くなっていくタイプで、完成するのは古馬になってからだろうが、2歳戦からやれるだけの素質は十分。なお、鞍上は泉谷楓真騎手を予定している。

☆オンリーオピニオン
 2021年7月10日(土)福島第5R芝1800m戦に出走予定のオンリーオピニオン。馬名の由来は「母母名の一部+母名。唯一の意見」。牝、芦毛、2019年4月4日生。美浦・伊藤大士厩舎。父キズナ、母オピニオン、母父アイルハヴアナザー。生産は新冠町・ビッグレッドファーム、馬主はサラブレッドクラブ・ラフィアン。愛馬会法人・ラフィアンターフマンクラブの募集馬で総額1400万円。近親には09年フラワーC(GIII)を勝ったヴィーヴァヴォドカ(父ダンスインザダーク)がいる。本馬は丸みを帯びた牝馬らしい体つきをしており、胸が深く心肺機能が高そうで、トモにも弾力のある良質な筋肉が付いている。追い切りでは追いかける形から鞍上が少し重心を動かしただけであっという間に加速し、四肢が伸びたダイナミックな走りで併せた相手をあっという間に突き放すパフォーマンス。動きは水準以上で活躍が期待できる。なお、鞍上は柴田大知騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
 山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。

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