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松坂大輔引退にロッテ井口監督がコメント「私にとっても彼との対戦は印象深い」

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松坂大輔

 埼玉西武ライオンズは7日、松坂大輔投手の引退を発表した。渡辺久信GMは「このような決断に至り、本人も大変悔しい思いをしています。昨年7月に手術を受け、それ以降も『メットライフドームで勝利する』ということを目標に大輔自身、厳しいリハビリに耐えながらここまでやってきました。ライオンズファンに自身の姿を見せることができていない日が続き、体調面もなかなか向上せず、ずっと苦しい思いをしてきたと思います。実際、今年もここまでずっと、球団施設などで毎日復帰に向けて必死にリハビリやトレーニングを重ねる大輔の姿がありました。大輔は現在、体調面、精神面でも決して万全とは言えない状況です。ただ、体調面、精神面が回復した段階で会見という形で、皆さまの前で本人から気持ちを話すことができると思います。今は双方の回復に専念をさせていただきたく、ぜひ皆さまには彼のことを引き続き、温かく見守っていただけますと幸いです」とコメント。松坂の会見は後日行う予定だ。

 松坂は西武からメジャーに移籍し、帰国してからは、福岡ソフトバンク、中日を経て2020年から古巣である西武に復帰。復帰会見で「あまり大きなことは言えない。リーグ3連覇、惜しいところで届いていない日本一のために、少しでも力になりたい」、「球も遅くなったし、やりたくないと思っていたボールを動かす投球もしている。昔の(速球派の)イメージを持っている人もいると思うが、今の自分ができる形を100%出してチームに貢献したい」と語り、残り30勝となっていた日米通算200勝については、「難しくない数字だとは思うが、ここ数年を考えると、近くはないと思う。僕自身、終わりというものがだんだん近づいている中で、達成したいという気持ちが強くなってきている。最後まであきらめずに200という数字をめざしてやっていきたい」と話していたが、昨年、脊椎内視鏡頸椎手術を受けたこともあり、西武復帰後は公式戦で登板していない。「このタイミングでまた西武のユニホームを着られることになって、『やっぱり最後はここなのかな』と今は思っている」とも語っていたが、その言葉の通りになってしまった。

 千葉ロッテの井口資仁監督は「もう一度、ライオンズの松坂大輔としてマウンドで投げる姿を楽しみにしていましたので非常に残念です。現役時代にはライバルチームのエースということで幾度となく素晴らしい勝負をすることが出来ました。私にとっても彼との対戦は印象深く、心に残っています。日米で大活躍され一時代を築いた投手が引退するということは寂しく非常に残念に思いますが、またこれから始まる第2の人生でも野球界の発展のために頑張ってもらいたいと思います。長い間、お疲れ様でした」と松坂を労っている。

(どら増田 / 写真・及川恒平)

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