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清原氏を巡る発言が退団の原因に? 西武監督の意向に背き「それから厳しくなった」 田尾氏が明かした理不尽エピソードに驚きの声

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清原和博氏

 元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が5日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。

 今回の動画で田尾氏は元オリックス監督・石毛宏典氏、元楽天監督・大久保博元氏をゲストに迎え、現役・西武時代の思い出についてトーク。その中で田尾氏は1986年春季キャンプ中、同年入団の清原和博氏(元西武他)に関する質問をきっかけに、当時の森祇晶監督から冷遇されるようになったという話を明かした。

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 1985年ドラフトで1位指名を受けて西武に入団した清原氏は、強打の一塁手としてPL学園高校を牽引した選手。プロ入り後も一塁を本職としてプレーを続けることになるが、田尾氏によると森監督は1986年キャンプ時点では、清原氏を三塁で起用する構想を持っていたという。

 キャンプ期間中のある日、森監督に呼ばれ、「中堅・秋山幸二(元ソフトバンク監督)、一塁・田尾、三塁・清原」という布陣をどう思うか意見を求められたという田尾氏。「清原は高校(野球界)のスーパースターで一番得意なポジションは一塁だから、1回一塁をやらせてみて(三塁を守る力があるか)判断したらいいんじゃないですか?」と、まずは清原氏に本職の一塁を守らせてから考えるのがいいのではと答えたという。

 これを受け森監督は同年清原を一塁だけで起用(126試合)し、清原も「.304・31本・78打点・123安打」と大活躍。ただ、田尾氏によると「それ(このやりとり)から森さん、俺にすごい厳しくなった」という。どのように厳しくなったのかは触れなかったが、「(清原サード構想に)『それいいですね!』って言っておけばよかったの(か)ね」と、森監督の構想に全面賛同するべきだったのかもしれないと語っていた。

 田尾氏は動画で1986年のリーグ優勝決定後の失敗談や球場内ロッカーで驚かされた先輩選手の行動についても話している。

 今回の動画を受け、ネット上には「自分から『清原サードはどうか?』って田尾に聞いたのに理不尽すぎる」、「田尾の言葉の何が気に食わなかったのかも、結局田尾の進言通りにサード起用を取りやめた理由も分からない」、「自分の考えとは違うこと言われたから、『こいつは気に食わない奴だ』って考えたのかも」、「田尾さんはこの年それなりに試合には出されてる(106試合)し、厳しくなったっていうのは考え過ぎじゃないか」、「田尾の阪神移籍はこれも一因だったんだろうな」といった反応が多数寄せられている。

 「田尾氏は中日(1976-1984)でプレーした後に西武(1985-1986)にトレード移籍しましたが、今回話したエピソードと同年の1986年オフ、森監督と合わないことを理由として球団側にトレードを直訴。この結果、翌1987年からは阪神(1987-1991)にトレード加入し引退までプレーする形になりました。そのため、今回明かしたやりとりを機に森監督から冷たく扱われるようになり、自らトレードを訴えての退団につながったのではとみているファンもいるようです。なお、田尾氏は中日時代から目上の相手にも臆せず物を言う硬骨漢として知られていますが、動画内より強い口調で清原ファースト起用を進言し、それが森監督の気分を害したという可能性も考えられます」(野球ライター)

 一部では「森監督は田尾に同調を求めることで、サード起用が失敗した時に『田尾が言ってたから』と逃げ道を作ろうとしたのでは」という声も挙がっている今回のエピソード。多くのファンは森監督の態度を理不尽だと考えているようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA

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