search
とじる
トップ > 社会 > 橋下徹氏「倉本聰さん、僕の政治スタイル大嫌いだそう」田中邦衛さん訃報へのコメントが物議

橋下徹氏「倉本聰さん、僕の政治スタイル大嫌いだそう」田中邦衛さん訃報へのコメントが物議

pic pic

橋下徹氏

 5日の『めざまし8』(フジテレビ系)では、総合解説の橋下徹氏の『北の国から』(同)へのコメントが思わぬ横道に逸れてしまった。

 この日の番組では、3月24日に亡くなった俳優の田中邦衛さん(享年88)が話題となった。まず、情報キャスターの堀池亮介アナウンサーが「2013年にフジテレビの番組が奥様を取材していた」と話し、当時のインタビュー内容をパネルで紹介した。「仕事しているのか」との質問に、「2年前(2011年)までは講演会やイベントに呼ばれ出演することもあった」「俳優活動は体力的に厳しかった」とすでに10年ほど前から俳優としての活動はしていなかったと報じた。そして、「事実上の引退ですか」との質問に、「田中邦衛の人生そのものが役者です」と回答する妻・康子さんの言葉を付け加えていた。

 続いて、今回の訃報を受けて4月2日に家族が出したコメントをパネルで紹介した。「出演させて頂いた作品を通し、故人を思い出していただくことがあれば、幸甚に存じます」とコメントの最後の部分を堀池アナウンサーが読み上げ、メーンキャスターの谷原章介は「最後まで役者・田中邦衛さんとして逝かれたんだと思います」と静かに感想を述べた。

 田中邦衛さんの訃報にコメントを求められた橋下氏は「『北の国から』で田中邦衛さんが演じるこの父親像、昔見ていた感じ方と今自分が子どもを持った時の感じ方が全然違う」と話し始めた。橋下氏と同世代で、同じく子どもが多い家庭を持つ谷原も、これには大きくうなずいていた。そして、心に残る名場面として、『北の国から'95 秘密』で蛍が不倫相手の医師のところに帰る場面を挙げ、「不倫相手のところに蛍が行くのを、普通止めるじゃないですか、それを送り出して、いつでも帰って来いよと、あの時には泣いたんだけど、今の感じ方と全然違う」と自分の人生経験を重ね合わせたのか、感慨深げに述べた。

 >>橋下徹氏、「特措法の大欠陥」を指摘 政府判断でない都道府県レベルのコロナ対策提言も賛否<<

 これを受け、橋下氏は「倉本聰さんもそうだけど、田中邦衛さんも、このドラマはすごすぎる」と話し、このコーナーはきれいに終わるはずだったのだが、「僕はそれだけ思い入れがあるのですが、伝え聞くところによると、倉本聰さん、僕の政治スタイル大嫌いだそうです」と続けてしまい、しんみりしていたスタジオの笑いを誘う形となってしまった。

 この橋下氏の発言に、ネットでは「橋下さんの『北の国から』愛が伝わる」「『95秘密』が一番印象的」と橋下氏と同じ感想を持つコメントもあったが、「自分の話ばかりうるさい」「いい話が台無し」など、橋下氏が芸能の話題でも政治の話を入れてきたことに興ざめとのコメントも多かった。

 また一人名優が逝ってしまった。「北の国から」は、田中邦衛さんでなければ、こんなに人々の心に残る作品にはならなかったのだろう。田中邦衛さんの数々の作品は、人間の最大の魅力は個性だということを再認識さてくれるものばかりだ。

関連記事

タグから探す


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ