田中邦衛
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芸能ニュース 2021年12月27日 13時25分
『Mr.サンデー』フィギュア中継に「失礼すぎる」「見てて損した」批判集まる 追悼特集もブツ切り
26日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)のフィギュアスケートの特集を巡り、ネット上から批判の声が相次いで寄せられている。 >>『何だコレ!?ミステリー』スタッフに「失礼では」の声 幻の呪術師が出演も扱いが物議<< この日、フジテレビでは19時から『全日本フィギュアスケート選手権』を放送。『Mr.サンデー』は時間を変更して放送されていた。 番組冒頭では、男子フリーで優勝した羽生結弦選手らの演技などを振り返り。その時点ではまだ確定していなかったものの、結果を踏まえて北京五輪に出場するフィギュアスケートの日本代表が決定されるとのこと。その後、選手の会見が行われるという流れになっており、冒頭特集の終わりにMCの宮根誠司は「選手の皆さんの喜びの声、もちろん生中継でお届けします」とアナウンスしていた。 その後、番組では通常のニュースのほか、「天国からの“伝言”SP」として、今年亡くなった著名人のエピソードなどを紹介。その中で田中邦衛さんについて取り上げている最中、突如VTRがストップ。決定したフィギュアスケート北京五輪代表選手の会見に切り替わった。 この突然の切り替わりに、ネット上からは「田中邦衛さんに失礼すぎる」「中途半端」「追悼特集はフィギュアの会見が始まるかチラチラ様子を窺いながらやるもんじゃない」「モヤモヤする」といった批判の声が噴出する事態になった。 一方、フィギュアスケートに関しても、代表選手は番組内で正式に発表されず、突然途中から会見が中継され始めた形に。また、選手がコメントしている最中にCM入り。そのまま画面は会場内にいるアナウンサーに切り替わり、小声で状況を解説していた。 これにネットからは「『Mr.サンデー』見てて損した」「代表決定の瞬間をスルーするって…」「発表待ってた時間返してほしい」「田中邦衛さんにもフィギュア選手にも失礼な番組」「番組構成めちゃくちゃすぎ」といった不満の声が相次いでいた。 時間が読めないスポーツの中継とは言え、あまりのグダグダぶりに多くの視聴者から苦言が寄せられてしまっていた。
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芸能ニュース 2021年06月19日 16時00分
小林亜星さん死去 石原慎太郎、田中邦衛ら“黄金世代”が生まれた背景
作曲家でタレントの小林亜星さんが、5月30日に88歳で亡くなった。小林さんと言えば、「この木なんの木」で知られる日立グループの『日立の樹』のほか、レナウンの『ワンサカ娘』など、数多くのCMソングを手がけた。さらに『寺内貫太郎一家』(TBS系)では俳優デビューを果たすなど、マルチな活躍を見せた。 小林さんは1932年、昭和7年生まれ。この学年は芸能人ばかりでなく、小説家など多くのクリエイターを生み出した黄金世代、ゴールデンジェネレーションであり、「花の昭和7年組」とも呼ばれる。 小林さんのほかにも、3月に亡くなった俳優の田中邦衛さんも同学年だ。さらに、「ルパン三世」の声優として知られる故・山田康雄さん、小説家では石原慎太郎氏や、五木寛之氏なども同学年だ。小林さんは石原氏が作曲を務めた『青年の国をつくろう』を作曲。五木氏原作のドラマ『艶歌・旅の終りに』(フジテレビ系)に小林さんが音楽を付けるなど、仕事を通して親交がある。 >>モノマネの元祖は朋友の大物俳優? 生前に実現しなかった田中邦衛さんとの最後の共演<< なぜ、この世代に多ジャンルの才能が集中したのだろうか。 まず挙げられるのは数の多さだ。厚生省(現・厚生労働省)の人口動態調査を見ると、人口1000人当たりの1932年の出生率は32.9。1931年が32.1、33年が31.5であり、前後の学年に比して高くなっている。この時代は10人きょうだいなども当たり前であり、子どもの数は多いと言われるが、小林さんの学年はとりわけ多いのだ。 さらに、戦後のメディア史の発展との関わりも大きい。32年生まれは、1950年代から60年代にかけてが20~30代に当てはまる。この時代は、テレビ局が次々と開局し、さらに雑誌を始めとする出版文化も黄金期にあたる。若い世代がクリエイティブな才能を発揮する場が多く用意されていたと言える。草創期のテレビ業界で放送作家としてキャリアーをスタートさせた元東京都知事の故・青島幸男さんも、32年生まれだ。 小林さんの活躍には、本人が持っていた才能はもちろん、時代背景も大きく関係していると言えるだろう。
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芸能ニュース 2021年05月01日 10時00分
モノマネの元祖は朋友の大物俳優? 生前に実現しなかった田中邦衛さんとの最後の共演
フジテレビ系のドラマ「北の国から」の黒板五郎役や、映画「若大将」シリーズの青大将役で知られる俳優の田中邦衛さんが、3月、亡くなっていたことが4月2日、明らかになった。 生前、田中さんが公の場に姿を見せたのは2012年8月、都内で行われた俳優の地井武男さんのお別れの会に出席したのが最後。俳優としては、2010年公開の映画「最後の忠臣蔵」が遺作となった。生前、田中さんが敬愛していたのが、2歳年上で14年に亡くなった俳優の高倉健さん。2人は生前30本以上の作品で共演し、気心が知れた中だったという。 「田中さんといえば、『北の国から』の五郎を多くの芸能人がものまねしているが、実は、最初にものまねをしたのが高倉さんなのは有名な話。1965年公開の高倉さん主演の人気映画シリーズ『網走番外地』シリーズの第1作で、田中さん演じる囚人のセリフを、高倉さん演じる主人公が口調をまねてオウム返しして、両指で目じりを下げ、田中さんのたれ目まで再現していた」(映画業界関係者) また、数々の映画で主演を務めてきた高倉さんだが、生前、最後の主演作となったのは、12年公開の「あなたへ」。 >>ヒット映画の続編に多大なる影響を与えそうな主要キャストの相次ぐ急死<< 同作には、佐藤浩市、草なぎ剛、綾瀬はるか、ビートたけしら豪華キャスト陣が出演。興行収入23.9億円のヒット作となっていた。 一部報道によると、高倉さんは同作の次回作で田中さんとの共演を熱望。しかし、田中さんが体調不良なのを聞いていた高倉さんは、田中さんの体調回復を待ってオファーしようとしていたところ、田中さんよりも先に高倉さんが亡くなってしまった。 「もし、高倉さんからのオファーの話があれば、その映画に出ることを目標にして田中さんも回復に励んだかもしれない。天国の高倉さんはオファーを出さなかったことを悔やんでいるかもしれない」(芸能記者) 盟友だった2人は、天国で思い出話に花を咲かせているはずだ。
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社会 2021年04月05日 14時35分
橋下徹氏「倉本聰さん、僕の政治スタイル大嫌いだそう」田中邦衛さん訃報へのコメントが物議
5日の『めざまし8』(フジテレビ系)では、総合解説の橋下徹氏の『北の国から』(同)へのコメントが思わぬ横道に逸れてしまった。 この日の番組では、3月24日に亡くなった俳優の田中邦衛さん(享年88)が話題となった。まず、情報キャスターの堀池亮介アナウンサーが「2013年にフジテレビの番組が奥様を取材していた」と話し、当時のインタビュー内容をパネルで紹介した。「仕事しているのか」との質問に、「2年前(2011年)までは講演会やイベントに呼ばれ出演することもあった」「俳優活動は体力的に厳しかった」とすでに10年ほど前から俳優としての活動はしていなかったと報じた。そして、「事実上の引退ですか」との質問に、「田中邦衛の人生そのものが役者です」と回答する妻・康子さんの言葉を付け加えていた。 続いて、今回の訃報を受けて4月2日に家族が出したコメントをパネルで紹介した。「出演させて頂いた作品を通し、故人を思い出していただくことがあれば、幸甚に存じます」とコメントの最後の部分を堀池アナウンサーが読み上げ、メーンキャスターの谷原章介は「最後まで役者・田中邦衛さんとして逝かれたんだと思います」と静かに感想を述べた。 田中邦衛さんの訃報にコメントを求められた橋下氏は「『北の国から』で田中邦衛さんが演じるこの父親像、昔見ていた感じ方と今自分が子どもを持った時の感じ方が全然違う」と話し始めた。橋下氏と同世代で、同じく子どもが多い家庭を持つ谷原も、これには大きくうなずいていた。そして、心に残る名場面として、『北の国から'95 秘密』で蛍が不倫相手の医師のところに帰る場面を挙げ、「不倫相手のところに蛍が行くのを、普通止めるじゃないですか、それを送り出して、いつでも帰って来いよと、あの時には泣いたんだけど、今の感じ方と全然違う」と自分の人生経験を重ね合わせたのか、感慨深げに述べた。 >>橋下徹氏、「特措法の大欠陥」を指摘 政府判断でない都道府県レベルのコロナ対策提言も賛否<< これを受け、橋下氏は「倉本聰さんもそうだけど、田中邦衛さんも、このドラマはすごすぎる」と話し、このコーナーはきれいに終わるはずだったのだが、「僕はそれだけ思い入れがあるのですが、伝え聞くところによると、倉本聰さん、僕の政治スタイル大嫌いだそうです」と続けてしまい、しんみりしていたスタジオの笑いを誘う形となってしまった。 この橋下氏の発言に、ネットでは「橋下さんの『北の国から』愛が伝わる」「『95秘密』が一番印象的」と橋下氏と同じ感想を持つコメントもあったが、「自分の話ばかりうるさい」「いい話が台無し」など、橋下氏が芸能の話題でも政治の話を入れてきたことに興ざめとのコメントも多かった。 また一人名優が逝ってしまった。「北の国から」は、田中邦衛さんでなければ、こんなに人々の心に残る作品にはならなかったのだろう。田中邦衛さんの数々の作品は、人間の最大の魅力は個性だということを再認識さてくれるものばかりだ。
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