第13話は、朝顔(上野樹里)たち興雲大学法医学教室の元に、自宅アパートで遺体で発見された老婆の解剖依頼が入る。解剖の結果、死因は敗血症によるショック死だったが、朝顔たちは念のため、老婆の住んでいたアパートを見に行くことになり――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
第13話では、その老婆を巡るある議論が視聴者の間で盛り上がっているという。
「老婆の隣人は宮田(赤楚衛二)という青年で、これまでたびたび老婆が宮田に料理を差し入れていたことが明らかに。死の前日には『作り過ぎた』とハヤシライスを持ってきたとのことでした。また、老婆の冷蔵庫には大量の作り置き料理と牛肉のストックがあったものの、実は老婆は牛肉アレルギーで、宮田のためだけに料理を作っていたことも判明。しかし、宮田は老婆が最後に作ったハヤシライスを『僕、食べないんで大丈夫です』『ずっと作ってきて迷惑だったんです』と拒否。同行していた丸屋(杉本哲太)が宮田に老婆のアレルギーを告げ、『あなたのために料理作ってたんですよ』と告げるというシーンがありました」(ドラマライター)
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このシーンを巡り、視聴者からは「切ない…最後のご飯食べて欲しい」「この話を聞いたあと料理を食べてたらいいな」という声が聞かれたが、一方では、「悪意はないけど、手料理は躊躇する気持ち分かる」「『あなたのために』って言われても重いだけ」「自分だったらやっぱり受け取りたくないかも」というネガティブな声も聞かれている。
「このご時世ということもあり、ネット上では身内ではない人から食べ物を受け取ることに関して、『善意で渡されて断り切れなくてズルズルいっちゃったっていうの経験あるからよく分かる』『大家がよく賞味期限切れのお菓子くれたけど、無下にはできず受け取っていた』『親切心は分かるんだけど、相手のキッチンの衛生状況も分からないから手料理は困る』といった体験談も寄せられています」(同)
切ないシーンだったからこそ、自身と重ね合わせた視聴者からさまざまな声が集まったようだ。