芸能界にはこうした基準を設けているところが少なくない。ジャニーズは男性アイドルだが、女性アイドルやモデルの場合はどうだろうか。
モーニング娘。に代表されるアップフロントグループ系列のアイドルが所属するハロー! プロジェクトでは、かねてより「25歳定年説」がささやかれている。これははっきりと定められているわけではないが、アンジュルムの和田彩花は25歳の誕生日を目前にした2019年6月にハロー!プロジェクトを卒業。現在のハロプロ最年長はJuice=Juiceの金澤朋子であり、今年7月に26歳となる彼女の動向に注目が集まっている。
ハロプロほど厳密ではないが、AKBグループもこれまですべてのメンバーが20代で卒業している。こじはること小嶋陽菜は29歳の誕生日にAKB48を卒業。松村香織も昨年5月にSKE48を29歳3か月で卒業している。ただSKEは、オーディションの年齢制限の上限を撤廃しており、必ずしも10代、20代だけに限定しているわけでもなさそうだ。一方、ゆきりんことAKB48の柏木由紀は今年7月に30歳となるが、どのようになるのだろうか。
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ホリエモンこと堀江貴文氏のYouTubeチャンネルでMCを務める女優の寺田有希は、学生時代はモデル事務所に所属していたが22歳でクビになっている。堀江氏は寺田の元所属事務所社長と知り合い、「大学を卒業するタイミングで普通の会社に就職できるように戦力外通告した」「3年経って(25歳になった)本人が『先、ないな』となった時にやめにくい。早めにそういう道を提示してあげたといった」といった、あえての決断があったと伝えられた。堀江氏から初めてこの話を聞かされた寺田は、涙を見せる場面も。これは事務所と社長なりの愛情だったと言えるだろう。
芸能は競争が厳しい世界であるだけに、やはりある程度の区切りは必要かもしれない。