4日には『NEW SUNRISE 2021』東京・後楽園ホール大会の第7試合で、杉浦貴&桜庭和志&村上の杉浦軍と、拳王&中嶋勝彦&マサ北宮の金剛による6人タッグマッチがあったばかり。村上は昨年12月29日の杉浦軍興行で杉浦軍の新メンバーXとして登場し、杉浦軍vs金剛の対抗戦となった7vs7でのイリミネーションマッチに参加した。
6人タッグマッチでは村上と拳王、杉浦と北宮、桜庭と中嶋が激しくぶつかり合った。村上のスリーパーに捕獲された拳王が意識を失ってしまいレフェリーストップ。GHCナショナル王者の拳王が絞め落とされてしまう緊急事態に場内は呆然とする。
バックステージに戻った杉浦が「拳王、ナショナルチャンピオンだよね?落ちちゃったら恥ずかしいんじゃないの?情けないんじゃないの?」と煽ると、村上は「あれがチャンピオン?じゃあ2人ともベルト持ってるし、俺はベルト持ってないから。アイツに言っとけ。俺が次やってやっから。逃げんな?まあ逃げるか。来たらいつでもやってやっから。お前ら『決まり』って書いとけよ!『記者推薦』って書いとけ!」と王座挑戦を表明。報道陣に対して記事化を強要した。
拳王に挑戦して極めながら3カウントを取られた桜庭は「クリーンファイトね、クリーンファイト!」となだめると、村上は「拳でクリーンファイトだ!」と高笑い。拳王は悲願だった2.12東京・日本武道館大会を目前にして、またまた厄介な相手にかみ付かれてしまった。それだけ現在の拳王はおいしい選手として見られているということだ。
意識を取り戻した拳王は自身のツイッターを更新。「知らないうちに負けてて。知らないうちにタイトルマッチ決まってた。なんかめちゃくちゃ歯がゆいけど。決まったのだったら、倒すしかないな」とつづった。恥をかかされただけに、村上をKOするぐらいの気持ちを持っているのは言うまでもないだろう。
今のノアの魅力は多様なスタイルのプロレスが見られること。拳王にかかる期待は大きい。
(どら増田)