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『イッテQ!』に「見てて笑えない」「闇を感じる」の声 出演した学芸員の明かした事実にみやぞんも驚き

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みやぞん

 12月6日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のロケで流れた、あるやりとりが話題になっている。

 話題になったのは、ANZEN漫才・みやぞんの企画「世界の果てまでイッタっきり in 佐賀県」での出来事。企画では、みやぞんが佐賀県の有明海に生息するムツゴロウを捕獲。ほか、弥生時代の集落跡で現在は国の特別史跡に指定されている吉野ヶ里遺跡でロケを行った。

 みやぞんは吉野ヶ里歴史公園に勤める学芸員から解説を受け、弥生人の生活を体験することに。

 フレンドリーなみやぞんは、学芸員と仲良くなろうと「学芸員さんは社員なんですか?」と何気なく聞いたところ、学芸員は「実はバイトなんですよ」とサラリと告白。さらに「今は別の仕事もやってるので、もう仕事したくなくて」「なので早く帰りたい」と身の上話を始めた。

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 また、「こんなこと言うと正社員の人に怒られちゃうからもしれないけど…」とつぶやきながら、ロケを見守る緑色のジャンパーを着た正社員を、学芸員がチラ見する場面もあった。

 みやぞんはそんな苦労人の学芸員を励まそうと「学芸員さんのためにも早く終わらせましょう!」「その話を聞いて一気に弥生感がなくなりました!」と笑いを取った。

 ネットでは「学芸員さんバイトだったんだ」「学芸員さんのつらい立場が垣間見えてつらかった」「見てて笑えなかった」といった声が相次いだ。また一部では「学芸員って国家資格なのにバイトなんだ」「吉野ヶ里遺跡の研究って重要な任務なのにバイト任せなのか」「ちゃんと雇用してあげてほしい」「正社員の人が監視してる状況が怖い」と学芸員に同情する声が相次いでいる。

 博物館や歴史施設で働く研究員や学芸員には高い専門性が求められる一方、非正規雇用が非常に多く、また低賃金で働き続けることを強いられている人も多く社会問題になっている。

 『イッテQ』では「バイト学芸員」がお笑いポイントになっていたが、実は重大な社会問題を抱えた放送だったのかもしれない。

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