>>『私たちはどうかしている』、超絶展開で動揺の声 悪役・観月ありさには同情集まる<<
第7話は、光月庵の火事から3年後、新進気鋭の和菓子屋『花がすみ』に、由緒ある五月雨亭の仕事を奪われたことに、光月庵の面々は衝撃を受ける。名誉挽回のため、椿(横浜流星)は次の週に迫った五月雨亭・新春園遊会の選定会に向け、久々に自分で御菓子を作ることを決める。一方、七桜(浜辺美波)は偶然、光月庵で働く栞(岸井ゆきの)に会い――というストーリーが描かれた。
今話では、栞や多喜川(山崎育三郎)の存在感がより増す展開となったが――。
「今回、視聴者の印象が大きく変わったのが多喜川。これまでは謎めいた人物で、七桜を陰で支えるというあしながおじさん的ポジションでしたが、今話では、七桜のために店を出してあげたり、栞と会ったことを報告する七桜を急に抱きしめたりなど急接近。また、火事の後、七桜が違う和菓子店で修業していた際、偶然見たテレビに今日子(観月ありさ)が出演しており、自身の母を『鬼』呼ばわりして、『天罰が下った』と暴言を吐いている場面を見た七桜は衝動的に山に入り、崖から転落。そこに駆け付けた多喜川に助けられるシーンもありました。その後も七桜に対し、『僕だけはずっと君のそばにいる』と恋愛モードになって抱きしめる場面もありましたが、あしながおじさんからの急な変化に、視聴者は『急にどうした…?』『崖から落ちたってなんで分かったんだろう。ストーカー?』『優しくしてくれてた人が急にグイグイ迫ってくるって引いちゃう』というブーイングが多発。パトロン的な面が大きく見えたことも、株を落す要因となったようです」(ドラマライター)
一方、反対に視聴者からの支持を集めていたのは栞。
「これまでは、七桜が殺人犯の娘なのではと疑ったり、椿に横やりを入れようとしていた栞でしたが、そもそも、もともと結婚式当日に七桜によって結婚式を壊されたのは栞の方。光月庵の火事では椿を庇って顔を火傷し、見合い相手に『外に出させる仕事はさせない』と言われ、違和感を覚えて破談となるなど、七桜に負けず劣らず、不憫な状況となっています。今話では七桜を恨むことなく、まったく振り向いてくれない椿を懸命に支える様子が見られ、視聴者からは『七桜よりも栞の方が可哀想じゃない?』『まったく振り向いてもらえない、ライバルにすらならないライバルってかつて存在したか?ってレベル』『栞さん健気すぎて七桜より応援しちゃう』といった声が。ひたむきさで視聴者から人気を博しているようです」(同)
次週が最終回となる本作。脇役にも注目が集まっているが、果たしてどのような結末となるのだろうか――。