世帯平均視聴率は初回が13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)でスタートし、第2話以降は10%台後半から12%台で推移している。
「放送中から放送後にかけて、ずっとネット上で話題になり、これまでにツイッターのトレンド世界1位を2回獲得。1話完結なので前回を見逃してもすっとその放送回に入っていける。今や、主演クラスの作品にしか出ていない菅田将暉を脇役、しかもかなりの悪役で出演させる配役も豪華過ぎる」(テレビ誌記者)
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発売中の「週刊文春」(文藝春秋)によると、星野と綾野は互いを「源ちゃん」「剛くん」と呼び合い、仲のよい兄弟のようなのだとか。綾野は相棒の星野に全幅の信頼を寄せ、演技やシーンの相談をよく相談しているというからチームワークは抜群だ。
さらに、星野はもともとテレビ朝日系「相棒」シリーズ主演の水谷豊が活躍した、90年代の日本テレビ系ドラマ「刑事(デカ)貴族」の大ファン。
カーチェイスやアクションシーンが多い今作へ気合いが入り、「(綾野と)2人で熱いものを全開で表現して、現代の“刑事貴族”にしたい」と意気込んでいるというのだ。
その星野が目指す「刑事貴族」だが、当時としては異色の刑事ドラマだった。
「放送された金曜午後8時は長年親しまれた人気ドラマ『太陽にほえろ!』の枠で制作費は潤沢だったものの、なかなか『太陽〜』の後釜になるような刑事ドラマが生まれなかった。そこで、主人公の車や使用楽曲などアメリカ的なテイストを前面に押し出す異色の内容でスタート。シリーズ1作目は主演が途中で舘ひろしから郷ひろみに交代。2作目と3作目で水谷が主演を務めただけに、水谷のイメージが強い。また水谷との共演者には『相棒』でも共演した寺脇康文と高樹沙耶がいた」(ベテラン芸能記者)
結局、シリーズは3作で終了。水谷にとってその苦い経験が「相棒」シリーズを20年続けさせる原動力となったようだ。