本作は『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(共にTBS系)で脚本を務めた野木亜紀子氏によるオリジナル作品だ。24時間というタイムリミットの中で犯人逮捕を目指す「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」に招集された頭脳派隊員の志摩一未(星野源)と、運動神経は良いが自分が思うままに行動する隊員・伊吹藍(綾野剛)がバディを組み、数々の難事件に挑むというストーリーになっている。
>>『MIU404』犯人役に「過去イチのハマり役」と絶賛 岡崎体育「犯人役のキャスティングお待ちしておりまーす!」<<
※以下、ネタバレを含む
第4話では、2年前の裏カジノ事件に関与したと思われる女性・青池透子(美村里江)が1億円を横領し逃走中とのことで、志摩と伊吹が出動することに。しかし、事件後に青池が就職した一般企業は、暴力団のフロント企業であることが発覚。つまり、青池は暴力団の金を横領していたのだ。その後、青池がタイ行きの飛行機に乗るため、羽田空港行の高速バスで移動中であること、そして銃を所持した暴力団が彼女を追っていることを聞きつけた志摩と伊吹は、羽田空港へと向かう。2人は高速バスのバスターミナルで暴力団員を見つけ、確保する。青池は暴力団員に銃で撃たれて死亡していた。青池は死亡時に1億円は所持していなかった。青池は逃亡の途中でダイヤを購入し、貧困層の女の子たちにぬいぐるみを寄付していたのだった。
青池は手取り14万。政治家汚職のニュースを見ながら、「金持ちの世界どうなってんの」とつぶやく様子に、視聴者からは「手取り14万って、看護師の給料が14万円のニュースとリンクしてゾッとした…」「医療従事者です。本当に本当に手取り14万しかもらえてない。青池の苦しさにすごく共感して涙が止まらない」「手取り14万とか、裕福な暮らしに加えて法を犯しても起訴されない政治家とか…本当に今の日本を描いたドラマだな」という共感の声が集まっている。
「これまでも本作は、あおり運転や虐待、未成年による犯罪などの社会問題をテーマに取り上げてきました。今回は、以前から話題になっていた“手取り14万円”がテーマになっていたため、共感する人も多かったようです。16日放送の『news zero』(日本テレビ系)では、東京女子医科大学病院に勤務する20代の女性看護師が、ボーナスを全額カットされ、手取り金額が14万円だと明かしました。さらに、視聴者の中には『コロナの影響で給料が減って手取り14万円になった!全然他人事じゃない!』『手取り14万円どころか、リストラされたんだけど…』という声も挙がっています。現在の日本が向き合うべきテーマを盛り込んだ作品として、今後もさらに注目が集まるでしょう」(ドラマライター)
次回の第5話では、外国人労働者の実態を描くとのこと。今後のテーマにも目が離せない。