名越氏と言えば、人気ゲーム『龍が如く』シリーズなどのヒット作を手掛けるトップクリエイターだが、この日は人気パズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズの総合プロデューサーを務めた細山田水紀氏をゲストに迎え、インタビューを行ったり、eスポーツのぷよぷよプロ選手同士の対戦の様子なども配信された。
今回問題となっているのは、対戦の配信後の名越氏の発言。話を振られた名越氏は、「真面目そうな子が。ね、いいじゃないですか。真面目そうっていうか、上手く言えないんだけど。上手い言葉が浮かばない」と苦笑しながらコメント。さらに、言葉に詰まりながらも「地味さがいい」と言い、細山田氏が「修行僧みたいな感じで練習してるんで派手さはないかもしれないけど」とフォローするも、「チーズ牛丼食ってそうな感じ」と発言していた。
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名越氏のこの発言にネットからは、「自社のゲームやってくれてるプロをチー牛呼ばわりってどういうこと?」「ユーザーの容姿を馬鹿にする会社ってすごいな」「わざわざ言葉探してまでなんで貶めてるの?」という批判が相次ぐ事態となっている。
「チー牛(チーズ牛丼)」はここ最近流行し出したネットスラングで、元となったのは、眼鏡を掛けた冴えない男性が「すみません三色チーズ牛丼の特盛りに温玉付きをお願いします」と注文しているという、ネット上で出回ったイラスト。このイラストのような男性を「チー牛」と呼びようになり、現在では暗い男性を示す侮辱の意味で使われている。
炎上後、『セガなま』の公式ユーチューブチャンネルは、元のアーカイブを削除し、名越氏の当該発言を削除したものを29日にチャンネルにアップ。説明文には「一部の方がご不快に感じる表現がございましたので、該当部分を修正し配信いたします。ご不快な思いさせてしまいましたことをお詫び申し上げます」と記されていたが、コメント欄には「大会に参加してくれたユーザーの容姿をネットスラングで侮辱したんだからもっと真摯に対応して欲しかった」「本人に謝った上で、今回の名越氏の発言に至った経緯と今後の対応をセガのホームページ上で公開する必要があるでは?」という指摘が集まっていた。