そこで早くも出ているのが、ポスト渡部を巡る議論だ。さわやかなルックスと柔和なイメージのパンサーの向井慧、さらに、『王様のブランチ』(TBS系)で渡部と共演していたオリエンタルラジオの藤森慎吾などの名前が挙がっている。このあたりは予想内の人選と言えるが、彼らに続く大穴候補も現れている。それが相席スタートの山添寛だ。
>>“芸能界のグルメ王”の称号を剝奪されそうなアンジャッシュ渡部 後輩からの告発も始まるか<<
相席スタートと言えば、女のボケ、山崎ケイの知名度が高く、ツッコミの山添は「じゃない方芸人」といった印象が強い。
ただ、後輩の鬼越トマホーク(金ちゃん・坂井良多)がYouTubeチャンネルで紹介したところによれば、人付き合いが良く、根回しのうまさなどがあるという。また、ルックスは雰囲気イケメンといった感じの柔和なキャラクターなのも大きい。
山添はギャンブル好きが極まって、相方や芸人仲間から借金を重ねるなど、かなりのクズキャラである。ただ、スキンヘッドの坂井が言うには「クズなのに(世間的には)ちゃんとしていると思われている」点も評価が高いようだ。確かに、非の打ち所がない完璧なキャラクターよりも、イジられる要素がある方が良いだろう。
さらに、坂井は「バカ舌なのにも関わらず、周りに飲食店を勧めていた」といった行動も見逃さなかった。「グルメ通」志向が山添の中にあるのは確かなようで、本人がポスト渡部枠を目指す、あるいはテレビの制作側が要請するといった流れはあるかもしれない。
今の業界の注目は、渡部の復帰よりも、ポスト渡部のポジションにどの芸人が収まるかにあるとも言えそうだ。