同ドラマは、2018年冬に放送されたドラマのシーズン2。「弱き者の盾になる」という使命を貫くため、民間警備会社の身辺警護課に所属していた男が“利益優先”の組織を飛び出し、私設ボディーガードとして奮闘する姿を描いた作品である。
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木村というと、2016年12月に惜しまれつつ解散した国民的アイドルグループ・元SMAPのメンバーであることは言うまでもない。グループの中でも中枢の存在だった木村だが、数々の名だたる賞を獲得するなど俳優としての評価も高く、名俳優としての地位を築いた。また、20年1月にはソロ歌手としても新たなスタートを切り、デビューから30年近く経つ今でも第一線を走り続けている。
芸歴が長い木村だけに、当然ウマが合わない業界人がいてもおかしくはない。特に、同ドラマのシーズン1ではある意味、大きな話題を集めた。
2018年2月放送の第6話では、かねてから“犬猿の仲”として知られた、俳優・萩原聖人との共演シーンが登場。劇中での目立った会話こそなかったものの、取り押さえるシーンなどでツーショットとなった両者に、ネット上が沸いたのだ。
「両者は、1994年に放送された大ヒットドラマ『若者のすべて』(フジテレビ系)でW主演を務めた“同志”みたいな関係です。当時、萩原は“若手No.1俳優”とも称され、若者を中心に絶大な人気を博していました。木村も木村で、“日本一モテる男”とチヤホヤされたスーパーアイドルだけに、両者の関係は“犬と猿”そのもの。当然、“意気投合”というワードとは無縁の中、撮影は行われていたそうです」(芸能関係者)
このエピソードについて、2012年7月放送の『SMAP×SMAP』(同)で、「撮影期間中、ライバル役の俳優さんを本当に嫌いになったことがある?」と聞かれた木村が、「萩原聖人」と名指ししたのだ。
番組で木村は、同ドラマの撮影中に萩原から「俺らは役者としての芝居やるんで、アイドルの芝居はどうか分からないですけど」と言い放たれたと激白。さらに、萩原が監督を呼んで撮影を中断した際には「いちいちイラついてくるんですよ」などと木村は憤り、さらには萩原が趣味である麻雀雑誌を熟読する姿に「バカじゃねーの」と感じたという。
一方の萩原も2019年4月放送の『ダウンタウンなう』(同)に出演し、当時を回顧してざんげしている。
番組では、当時のドラマスタッフから萩原について、先輩俳優から「次、誰と共演するの?」と問われた萩原が、「俳優は俺だけっす。あとはタレントっす」と言い放ったと暴露。“若気の至り”全開だった当時をバラされ、萩原が頭を下げる一幕も。
また、撮影現場で萩原が、当時の監督で演出家・中江功氏に「ちょっと玄人好みの芝居やろうよ」と提案すると、そばで聞いていた木村が監督に「玄人好みの芝居ってなに?」と応戦したという。萩原は撮影当時の両者について「バチバチでしたね~」と振り返った。
直接的な言い争いはなかったという両者だが、時間が解決したのか2007年放送の『華麗なる一族』(TBS系)、『BG』の2つのドラマで共演を果たした。これについて萩原は、「僕は楽しかったですよ。普通に喋って」と打ち明け、現在は雪解けを迎えていることを告白している。
現在、アラフィフとなった両者の、かつてのような尖った姿は見られなくなった。こうして、再び共演が可能となった今、再び“熱い絡み”も見てみたいものだが。