中でも、過去ドラマに数多く登場した女優・戸田恵梨香の出演作品は、視聴者に強烈な印象を残したようだ。自粛期間中、再放送された『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)、『SPEC』(TBS系)、『鍵のかかった部屋』(フジテレビ系)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)と、4本の作品に戸田は出演。ネット上では、「再放送女王」と名高く、まるで「戸田恵梨香ラッシュ」が到来したかのようだ。
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戸田というと、小学生の頃から芸能活動を開始し、2006年6月公開の映画『デスノート』でスクリーンデビュー。07年放送のドラマ『LIAR GAME』(フジテレビ系)で初主演に抜擢されると、同年公開の映画『Presents〜うに煎餅〜』でも主演を飾る。以降、人気女優へと上り詰め、19年度後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインを務めた。
プライベートでは、イケメン俳優と浮名を流し“恋多き女”ともささやかれる一方で、我が強いともっぱらなだけに“犬猿の仲”とされる相手は男女問わないようだ。
戸田の代表作のひとつ、俳優・松田翔太とのW主演映画『LIAR GAME ザ・ファイナルステージ』(以下:前編)は2010年3月に公開され、観客動員数はわずか2週間で100万人を突破する大ヒットを放った。
だが、後編となる12年3月公開の『LIAR GAME-再生-』(以下:後編)では、松田以外のキャストがほぼ一新され、戸田の代わりとなるヒロインが多部未華子になったのだ。
実は、戸田が後編への出演を蹴ったといわれている。原因は、松田とのトラブルにあるともっぱらの噂だ。
発端は、前編での撮影時といわれている。あるとき、撮影が明け方まで延びたのだが、松田の“化粧待ち”に長時間、戸田まで付き合わされたという。案の定、戸田は「男のクセに化粧長くない?」と激高し、撮影現場の空気を乱したようだ。
このことがきっかけで、戸田は続編へのオファーの際、「あいつ(松田)とは二度と共演しない』と突っぱねたという。またその影響あってか、一部ではドラマ版の再放送の可能性もないに等しいと報じられている。
一見、一方的な戸田のわがままのようにもみられるが、松田もなかなかの厄介ぶりを発揮しているようだ。2019年4月26日発売の『FRIDAY』(講談社)では、業界関係者の間で評価の低い芸能人に関する情報を掲載。記事によると、業界人からは松田の名前が挙がったという。
「松田は演技に対するこだわりが強く、演出家とたびたび衝突しているという噂があります。ここまではよくありがちな話なのですが、熱の入りようによっては撮影がかなり押すこともあり、スタッフや共演者にまで影響することも少なくはないようです」(映画関係者)
2014年2月、松田は大手芸能プロダクションから母で女優の松田美由紀が経営する事務所に移籍しているが、前事務所のスタッフが松田の面倒を見きれなくなったという話もあるようだ。
我が強い戸田と、独善的ながらも熱い“役者魂”を持つ松田との関係を例えるなら、「犬と猿」のようなものだろう。以降、両者が共演した形跡はないとされている。
戸田は自身で脚本を確認した上で、興味を示した作品でなければ出演しない徹底ぶりだという。要は、自身で仕事を選択していることとなる。それは女優としての功績や経験を積んだ証。この勢いに乗って、次なる作品への出演に期待したい。