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大相撲 ケガに悩まされた力士が続々復活!“神様がくれた時間”の活用法

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提供:週刊実話

 ピンチをチャンスに変えられるのは、どの世界でも共通した強者の鉄則だ。

 新型コロナウイルスの影響で3カ月以上の自粛を強いられた相撲界でも、この期間を“有効利用”している力士たちがいる。西幕下筆頭の矢後(尾車部屋)もその1人だ。

 矢後は芝田山広報部長(元横綱・大乃国)と同郷の北海道・芽室町出身で、中央大4年のときに“アマ横綱”に輝いたこともある逸材。しかし、両ひざの半月板損傷という古傷を抱えたままプロ入りし、2場所で十両、10場所で入幕したが、この古傷が災いして現在は幕下に後退している。このため、夏場所の中止が発表された直後、矢後は思い切って、長い間苦しんできた両ひざの半月板の手術を受けた。

 師匠の尾車親方(元大関・琴風)が言う。

「あいつにとって、このコロナ禍休暇は“相撲の神様がくれた時間”だった。相撲協会にとっては大変だったけど、ケガをしていた力士たちはみんな、この休暇を使っていろいろ体のケアしているんじゃないの? 矢後はもう土俵に降りて、元気に四股を踏んでいる。7月特別場所(初日=7月19日)に全然、間に合いますよ」

 大関カド番の貴景勝も、この“神様がくれた時間”を最大限有効に使って復活を目指している1人だ。

「口にこそ出しませんでしたが、春場所を7勝8敗と負け越した貴景勝が、膝か腰を痛めていたのは確かです。夏場所が飛んだおかげで、じっくり治療に専念でき、もう体調は万全。6月23日から部屋で申し合いも再開し、この自粛期間は『基礎を徹底的にやれてプラスになった』と話していました」(担当記者)

 6月25日、相撲協会は、それまでセーブしていたぶつかり稽古などの「体の接触を伴う稽古」を解禁。第2波を警戒し、出稽古は禁止されたままだが、力士たちの気持ちは開幕に合わせて高まっている。

「勝負勘は鈍っているだろうけど、もう誰もケガを不調の言い訳にはできないからね」(同・記者)

 ガチンコを期待しよう。

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