矢部は「前から(不要と)思っていた」と話し、「どちらかというと年齢重ねて芸歴重ねて、後輩がわざわざ来てくれるのを見て……」と話し、後輩に気を使わせるのが申し訳ないと思っているようだ。一方で、岡村は後輩の立場から依然として「必要」と考えるが、「後輩の人たちとかは無理しなくていいよ」と矢部と同じ思いだったようだ。
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さらに、矢部は「収録開始前に前室(本番直前の出演者待機室)で集まる時間くれたら、挨拶なしでいいって思えるかな。気持ちよく入れるかな」とも話した。一方で、収録終わりの楽屋挨拶は「いいかな」と話し、「みんなもうスタジオ前室で『お疲れでした』で終わりたい。終わらせて欲しい」と話しており、タイミングが重要なのかもしれない。また、大物芸能人によっては楽屋に名前を出さない、常に打ち合わせ中などで、間接的に「挨拶不要」のスタンスを示す人もいるといった話も披露された。
岡村は「俺は今でも思うのは(島田)紳助さんやな。紳助さんはしっかり挨拶していった方が良かった。絶対優しくしてくれた」とエピソードを披露し、これには矢部も「先輩にもタイプにもよるけど、されて気を悪くする人はいない」と同調した。ネット上では「確かにしないよりはした方がいいのかもしれない」「2人の意見が微妙に異なるのが面白い」といった声が聞かれた。
2011年に芸能界を引退した島田紳助さんは、2009年10月の『オールスター感謝祭』(TBS系)で、挨拶がなかった東京03に対し本番中に恫喝を行ったと言われる。東京03は挨拶の行列が長く、「時間を取らせてはいけない」と気を使い省略したが、島田さんは良しとしなかった。これは人力舎所属の東京03と、吉本興業所属の島田さんの間での価値観の違いから生じたトラブルとも言われた。
この日の放送では、岡村は自分自身を「古い人間やさかいに」と振り返っていた通り、良くも悪くも昔の体質が残る芸能界にとっては、挨拶は必要なのかもしれない。