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「ズブズブなんじゃないの?」有働アナ、検事長の賭けマージャン問題に切り込み存在感をアピール?

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有働由美子

 発売中の「週刊文春」(文芸春秋)で、緊急事態宣言の中にもかかわらず、複数の新聞記者と賭けマージャンをしていた東京高検の黒川弘務検事長が、辞表を提出したことを21日夜、テレビ各局の夜のニュース番組が報じた。

 黒川氏は、安倍晋三首相に辞表を提出し、22日の閣議で承認を得たが、森雅子法相は今回の問題で訓告処分にしたことを発表。

 今年1月、黒川氏の定年延長を、法解釈を変更して閣議決定したことが問題視されていただけに、大々的に報じられているが、見事に各局の対応が分かれてしまった。

 「一緒に賭けマージャンをしていたのは朝日新聞と産経新聞の記者。そのため、朝日のグループのテレビ朝日、産経のグループのフジテレビは、キャスターが淡々とニュースを読み上げるだけで、私見を交えてのコメントはなかった」(テレビ局関係者)

 そんな中、同日のニュースで存在感をアピールしたのが、日本テレビ系「news zeron」のメインキャスターを務める元NHKでフリーの有働由美子アナウンサー。

 有働アナはスタジオで同局の小栗泉政治部長に対して、「今回のことを受けて、検察とメディアの関係がズブズブなんじゃないの?という厳しい指摘もありますけど」とあまりにも的確な質問。
これに小栗部長は「う~ん…取材の場としては、例えば記者会見がありますけど、それだけで十分かと言えば、相手が何かを隠そうとしていたら、そう簡単には明らかにはなりませんよね」と実情を告白。

 その上で、「で、どうやって相手の懐に飛び込むのか。手法が適正かどうかというのは、そこがまさに記者の腕の見せ所であり、そこが悩みどころなわけで、今回はその点、明らかに間違っていたというところなんだと思います」と指摘した。

 「マスコミ側にいる有働アナだが、多くの一般人が抱えている疑問に切り込んだ。今回の報道に関して、キャスターの“コメント力”では有働アナの圧勝。高額ギャラに見合わない視聴率で局内からの批判もあったようだが、ようやく存在感をアピールできたのでは」(放送担当記者)

 今後も、有働アナにはズバズバとコメントしてほしいものだ。

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