1951年に第1回を開催したオールスターゲームは、その後毎年行われ、今年は70回目という節目から、12球団とNPBはこれまで以上に大会を盛り上げ、ファンにとっても記念大会となるよう、準備を進めていたという。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、「ファンの皆様とともに出場選手を選出するファン投票をはじめとした選手選考、その他の重要となる準備に着手できない状況」で、現時点からの準備計画や関係各所との調整など、期間的にも困難と判断し、中止という苦渋の決断をしたとのこと。
オールスターに2年連続ファン投票で選出されている吉田正尚外野手は「オールスターゲームは12球団のスター選手が集まる夢の舞台です。そこに選んでいただくというのは、一プロ野球人として目指すべき場所のひとつだと思います。そのオールスターゲームが中止ということで、自分もとても残念に思いますが、プロ野球ファンのみなさんはもっと残念に思っていらっしゃると思います。より一層、シーズンのゲームをファンのみなさんに楽しんでいただけるようなプレーを見せられるように、自分たちは頑張るしかないと思います」とコメントを発表した。
今シーズンは120試合制が濃厚で、セ・パ交流戦も中止になったため、選手たちはペナントレースに全力を挙げて臨むことになる。今はこれ以上削減されることなく、事態が収束することを願うばかりだ。
(どら増田)