歌手・浜崎あゆみの誕生と、その裏に秘められた出会いと別れを描く小松成美氏の同名小説をドラマ化。「平成の歌姫」として頂点に上り詰めるアユを、ドラマ初出演の歌手・安斉かれん、アユを発掘するカリスマプロデューサー、マックス・マサを俳優の三浦翔平が演じている。
初回からの平均世帯視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、5.4%、4.4%とダウンしていたものの、毎回ネット上で話題をさらっているのが、マサに異様な執着を見せる、眼帯の美人秘書・姫野礼香役の田中みな実アナウンサーの怪演だ。
「コロナで『ソーシャルディスタンス』が声高に叫ばれる中、毎回、マサに対して“濃厚接触”。さらには、過去に次々とドロドロの名作を生み出した『大映ドラマ』に登場しそうなアクの強過ぎるキャラ。女優としての経験が浅いだけに、どうやって役作りをしているかが気になるところ」(テレビ局関係者)
そんな中、田中の怪演の裏側を明かしたのが田中のことを知る周囲の人々。まず、共演する三浦は、6日に自身がパーソナリティーを務めるNACK5のラジオ番組で撮影秘話を告白した。
ドラマを見たというリスナーからの感想メールや、田中の怪演への反応を紹介。その上で、「現場ではドライ(=カメラなしで行われるリハーサル)の時から大爆笑が起こってます」と明かし、役作りに迷っていた田中に「全然もっと礼香はいくとこまでいっちゃっていいと思いますよ」とアドバイス。その結果、「そしたら、回を追うごとにどんどんすごくなって…」と驚いたという。
さらに、局アナ時代から田中アナを知るタレントの伊集院光は、9日放送の特別編で社会学者・作家の古市憲寿氏とともに副音声を務めた。
そこで伊集院は田中アナの怪演について、「1個しかない引き出しを費やしていてすごい」、「田中みな実の真面目さと不器用さが両方出ている」と絶賛した。
田中の怪演が、今後の視聴率浮上のカギを握っているかもしれない。