28日に発表されたこのニュース。資本業務提携とともに、吉本興業所属タレントのユーチューブチャンネルをUUUMと共同で運営していくといい、同日にはUUUM所属のヒカキンと、カジサックのコラボ動画も公開された。
しかし、この資本業務提携にユーチューバーファンからは、「今までさんざんユーチューバーのこと叩いてたくせに、正直ユーチューバーと芸人はくっつかないで欲しい」「ユーチューブも芸能人の稼ぎ場になってしまうのか…」「テレビで使い物にならない芸人の仕事場にする気?」という批判的な声が多く上がっている。
「もともと芸能人のユーチューブ参入は、このところ相次いでいましたが、バラエティ番組常連の芸人であっても、再生回数やチャンネル登録者数を伸ばせるかはまた別の話。カジサックは現在、登録者数約196万人と人気ユーチューバーになりつつありますが、ゆりやんレトリィバァやコロコロチキチキペッパーズは約3万人、NON STYLE井上裕介で約10万人と、トップユーチューバーとは比べ物になりません。一方、UUUMは長らく最大手でしたが、このところ、木下ゆうか、すしらーめんりく、ヴァンゆん、ハイサイ探偵団ほか、多くのユーチューバーが退所しており、コロナウイルス感染拡大前から株価も落ち、今後を心配する声も上がっていました。今回の資本業務提携は、ノウハウを得たい吉本と安定を得たいUUUMの利害が一致したものと思われますが、ユーチューバーファンからは提携に困惑の声が上がっています」(芸能ライター)
また、ユーチューバーは本来、“素人感”が売りだったが――。
「まったくの素人が徐々に人気となり、最終的には年収数億円も夢ではなかったユーチューブの世界ですが、芸人が参入してくることにより、素人がここから成り上がるのはかなり難しくなってしまったのは確か。今後はUUUMのノウハウを生かした吉本芸人たちが続々ユーチューブに参加してくると思われ、一昔前のユーチューブとは様変わりしてしまうでしょう。これについて、『UUUMが吉本に食われて終わるだけ』『ノウハウ全部教えてそれ芸人が真似したら素人はもう勝てないでしょ』という声も上がっています」(同)
かつてはユーチューバーを下に見ていたテレビタレントたちのユーチューブ参入に、不信感を抱いている人は少なくないようだ。