『有吉ぃぃeeeee!』は、有吉弘行ほか芸人が芸能人の自宅にお邪魔し、ゲームをプレイするという内容で、主に若い世代に人気の高い番組。
今回番組が取り上げたゲームは、「ジャストダンス2020」というNintendo Switchのダンスゲームで、有吉ほか井森たちはこのゲームをプレイすることに。
井森と言えば、1984年に彼女が参加した「第9回ホリプロスカウトキャラバン」で、水色のレオタードを着て披露したダンスが、たびたびバラエティ番組で取り上げられ、「おかしい」「笑える」と話題になったことがあり、自由に踊るダンスゲームは彼女にとって「鬼門」とも言える存在であった。
有吉ほかレギュラーのタカアンドトシ、アンガールズ田中卓志らは「36年ぶりにあの伝説のダンスが見られるのでは?」と期待が高まる中、井森は世界的に著名なダンスミュージック「Flashdance... What a Feeling」を練習なしで踊ることに。
井森は嫌がりながらも踊り始め、最初は「振付が違う」「気持ちが入りすぎ!」「リズム感がない」と酷評していた有吉達だったが、芸歴36年目のベテランの意地を見せ、ガニ股ながらも意外とキレのある踊りを披露し、点数は星4つという高得点を記録した。
この意外な健闘ぶりに、有吉らレギュラー陣も「すごい」と大喝采。また、ネットでも井森の「変なダンス」しか知らない視聴者から「井森さんって意外と踊れるんだ」「ダンスのキレもよくてびっくりした」と好評であったという。
なお、井森がレオタード姿で踊っていた奇妙なダンスだが、当時は決して嘲笑されるようなクオリティではなく、応募者12万人の中からグランプリを獲得するなど評価されており、ダンスは決して下手なわけではない。
このダンス動画だが、『有吉ぃぃeeeee!』では当時の映像は流れずに、CGモデルで再現された映像が放送された。一説によると、スカウトキャラバン時に撮影された「井森ダンス」は、ホリプロの意向により封印扱いになっていると言い、長年放送されていなかった。
そのため、今回の「ニュー井森ダンス」はファン待望の映像だったと思われる。