安倍総理は1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的にマスクが品薄になっていることから、全国すべての世帯を対象に2枚ずつ布マスクを配布する方針を表明。総理によると、布マスクは洗剤で洗うことで再利用が可能なため、急激に拡大している需要に対応するには、極めて有効なのだという。再来週以降、感染者の多い地域から配布を始める予定で、日本郵政のシステムを活用する方針だ。
この方針が発表されると、ネット上では非難轟々。「そんな経費があるならその分現金給付しろ」「外に出なければマスクなんて必要ない。全てがずれている」「確かに思い切った策だけど、いかんせんしょぼすぎる」など、安倍政権に批判的な層はもちろん、与党支持者からも反対意見が噴出する。
さらには、与党議員からも批判が上がっており、自民党の小野田紀美参議院議員は自身のTwitterで、「そのシステム初耳じゃしどう検索しても全然出てこんのじゃけど、ていうかこんな話一度でも自民党の会議で出た?なんで今回自民議員の必死の訴えは全然聞き入れんのにこーゆー事急に決めてするん。それ出来るんなら小切手送りゃーえーがん。何なん。与党議員って何なん」「今回使うゆーとる日本郵政の現住所配布システムがやっぱり何度検索しても出てこん、これどういう仕組みなんどねーか活用できんのん他の事に」と憤りを見せる。
そして、このニュースを聞いた元小説家の百田尚樹氏も「これ、エイプリルフールのつもりか。もしかして全閣僚が集まって考えついたウソか?」とバッサリ斬った。
批判の多い「布マスク2枚配布」だが、一部には「何もやらないよりはいい」「感染防止に役立つことは間違いない」「補償はこれからでしょう」という擁護の声もある。しかし、多くの人は「マスクより現金給付」を望んでおり、「マスクの配布」を陳腐なものと感じたようだ。
記事の引用について
小野田紀美のツイッターより https://twitter.com/onoda_kimi
百田尚樹のツイッターより https://twitter.com/hyakutanaoki?lang=ja