爆笑問題は、1993年から94年にかけて放送されていた、深夜の勝ち抜きのお笑い番組『GAHAHAキング爆笑王決定戦』(テレビ朝日系)の初代チャンピオンであり、2代目チャンピオンがフォークダンスDE成子坂であった。
爆笑問題が桶田さんの死を知ったのは、昨年12月のタイタンライブの場だった。BOOMERの河田貴一から桶田さんの死を知らされ、太田光はその後、『検索ちゃんネタ祭り』(テレビ朝日系)の収録の場において、土田晃之と古坂大魔王だけに伝えたという。桶田さん本人が夫人に、「俺が死んでも誰にも言うな」と伝えていたため、本人の意思を尊重していたが、2月になってメディアに報じられた。田中裕二は「ちょっと黙っておこうとやっていたんですけど」とそれまでの経緯を語った。
桶田さんはガンを患っており、10年以上に渡って闘病していた。ただ、この事実も周囲の誰にも伝えなかったようだ。桶田さんは2006年に相方だった村田渚さんを35歳の若さで亡くしているが、その直後に病気が見つかったという。桶田さんの夫人は村田さんのお墓参りをした時に、「子供も小さいので、どうか今連れていかないで」と秘かに願ったといったエピソードも太田が紹介していた。田中も「言われるのは嫌だろうけど、フォークの二人は早いね」と語っていた。
これを受け、ネット上では「やはり芸人仲間の死は悲しいね」「こうして思い出が語られるのはいいと思う」といった声が聞かれた。爆笑問題にとっては一世代違うものの、フォークダンスDE成子坂は思い入れのある芸人だったのは確かなようだ。