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RAD・野田が代弁した音楽家たちの本音

 人気バンド・RADWIMPSの野田洋次郎(34)が28日、自身のツイッターで、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた政府の対応について言及した。

 政府は今月26日、コロナの国内での感染拡大を抑えるため、コンサートなどの大規模イベントについて、今後2週間は自粛し、中止や延期、規模縮小などの措置を取るよう呼び掛け、相次ぐ公演の中止によりエンターテインメント業界は大混乱となっている。

 野田は、「自然災害等と違ってウィルスは興業の保険適用外となる。ドーム4カ所を含む今回のツアー、全部中止にした場合ウチのような個人事務所が生き残る可能性はどのくらいあるんだろうかと考える。安全、安心、リスク。あれこれ頭に巡らせながら毎日リハをしています」と公演中止により、金銭的に莫大な損害が出ることを明かした。

 続けて、「もし自己破産したらさぁ次は俺何して生きていこうかとほんの少し本気で考えてみたりもする。けど2秒後には『あっ、音楽しかないや俺』ということに気づく」とつづり、「国は具体的な対策をもう少し出すべきではと思う」と提言した。

「なかな言い出せる人がいなかったが、野田のツイートが音楽家たちの本音。大ヒットアニメ映画『君の名は。』の主題歌を手掛けて大もうけしたRADでさえそんな状況だから、それよりも稼げていないバンドなどは、公演中止によって壊滅的な損害を受けることになりそうだ」(音楽業界関係者)

 エンタメ業界にとっては“恐慌”のような事態になってしまった。

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