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鬼の姿となって病気の悪魔を追い払う 悪疫避けの御札「角大師」

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 現在、世界中で新型コロナウイルス肺炎が猛威を振るっており、日本でも感染者が確認される事態となっている。以前、リアルライブで筆者は、2月の節分はもともと古代中国で行われていた邪気や悪鬼を打ち払う「追儺」(ついな)の儀式であり、病気の神を追い出そうとした追儺の儀式にあやかって、改めて病気への対策やうがい・手洗いなど、身の回りに気をつけてみるのはいかがだろうかと、提案させて頂いた。

 また、新型コロナウイルスの蔓延を阻止するために、春日大社が悪疫退散の特別祈願を行うなどの動きがみられている。勿論、うがいや手洗い、消毒等の予防行為を励行するのは当然であるが、祈祷もまた精神的な疫病対策の一つであると言えるだろう。
 昔の人が考えていた疫病対策は、加持祈祷が多かったのは事実であるが、その中には現代まで行事やお守り、御札として伝わっているものもある。中でも悪疫避けの護符として、現代でも有名なものが「角大師」だ。

 「角大師」は痩せこけ、頭部に二本の角を備えた鬼神の姿で描かれるもの。一見、不気味にも思えるこの鬼神だが、実は高僧が疫病の神を追い払うために死後、姿を変えたものなのだ。
 角大師は、本来は平安時代の比叡山天台座主を務めた元三大師という人間であった。彼は亡くなる前に、病気の神と対面。法力で病気の神を退散させたが、その後も病気の悪鬼たちが襲来することや、衆生を苦しめるであろう事を予測。自らの姿を恐ろしい鬼に変えて、病気の悪鬼たちを追い払ったとされている。それ以降、鬼に変じた元三大師の姿を祀れば、災厄や病気から逃れられると言われるようになった。

 この「角大師」は、現在でも日本全国の天台宗のお寺にて「厄除大師」としてお札などが売られている。
(山口敏太郎)

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