カジノとは、スロットやカードゲーム、ルーレットなどを備えた施設。統合型リゾート(IR)整備推進法案・通称「カジノ法案」が成立済みだが、日本ではまだ存在しない為、プロギャンブラーという職業は広く知られていない。カジノ系ユーチューバーは、海外のカジノでの体験や勝ち方を紹介する動画を投稿している。
中でも有名なのが『世界のヨコサワ』だ。2017年8月にチャンネルを開設し、チャンネル登録者数は27万人(2月19日現在)、全部で43本の動画を出している。ヨコサワは、現在都内在住の27歳で、ユーチューバーとプロギャンブラーの他に、ADELIEの代表取締役社長、株式会社デイジー執行役員、株式会社チロル執行役員など、様々な肩書きを持っている。
ヨコサワの動画は、主にプロギャンブラーとしての海外生活や、カジノの勝ち方の解説などが多い。2019年1月3日から6日にかけて韓国で行われた『Japan High Roller Festival』という多くのポーカーの大会が集まるフェスティバルに全日参加し、その内の4大会のうち3回も優勝。全参加者の中で、獲得賞金で世界ランキング1位に輝く瞬間も動画で見ることが出来る。この大会中たった4日間で、約1,500万円も稼いだそうだ。
ヨコサワは、2019年の収支も動画で報告している。参加費などを引き、年間の獲得金額は約2,100万円、損失額は約690万円。差し引いて、合計約1,410万円カジノで稼いだという。カジノの中でもポーカーを得意としており、年間総ポーカープレイ時間は約750~800時間、更に約400時間はポーカーについての勉強をしているそう。
そんな彼がプロギャンブラーとなる決意したきっかけは、2014年、21歳の頃に韓国で開催された『World Poker Tour』というポーカー世界大会での優勝。世界最年少、そして日本人史上初の優勝者となり、この大会での優勝賞金はなんと約1100万円にもなるそうだ。
また、ギャンブラーの活動だけでなく、登録者113万人(2月19日現在)の人気ユーチューバー・てんちむとコラボするなど、タレント的な人気も持ち合わせている。
プロギャンブラーという“未知の世界”をより面白く、ありのままの姿で発信する、ヨコサワのユーチューブチャンネルの魅力は、ギャンブル好きだけでなく幅広い層に広がっていっている。今後、更にヨコサワやそれに続くカジノ系ユーチューバーの活躍に、注目が集まって行くだろう。
記事内の引用について
株式会社『ADELIE』公式サイト https://adelieinc.com/
世界のヨコサワYouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCwKNfdT49VN0fDNZFw7XEOQ