この日の正午に加藤勝信厚生労働大臣が会見を行い、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号における新型コロナウイルス感染者が44人加わり、計218人になったと発表した。厚生労働省は、80歳以上の高齢者や持病のある人を優先対象とし、早ければ14日にも下船を認める方針。クルーズ船では隔離中も、指定時間帯にはマスク着用が条件ながら、オープンデッキなどへの外出が認められているという。
一方で千葉県勝浦市の「ホテル三日月」では、感染源とされる中国・武漢からのチャーター機第1便で先月29日に帰国し滞在中だった140名が、この日の午前9時に帰宅のためバスで移動。こちらでは12日に早期帰宅した36名を含む176名の滞在者全員が検査で陰性となり、隔離終了に至った。番組から独自インタビューを受けた滞在者によると、「部屋から出ないでください」というアナウンスが毎日あったことなど、クルーズ船とは違ったホテル側の徹底した隔離体制があったという。
『グッディ!』でも、クルーズ船とホテル三日月における新型コロナウイルス対策の違いについて、出演者が意見。その中で安藤は、ホテル三日月では報じられていない従業員や検疫官の感染が、クルーズ船では出ていることを挙げ「やっぱり初動が違うのかな」と指摘。「クルーズ船は最初はなんかのんきな雰囲気で、あまり(徹底的な)隔離もしなかった」とし、クルーズ船の対応の甘さが感染拡大の原因と推測した。
しかしこうした安藤の発言に視聴者からは「安藤さんが船を悪者にしてる」「予測できなかった事態に必死に対応しているダイヤモンドプリンセス号を危機管理力が甘いと言ってみたり、無責任だなあ」「ホテルと船の人数違いすぎだろ。そこも考えてやれよ」「日本国内に立ってるホテルには政府ががっちり指示だせるのと、外国籍の治外法権の船にはそこまでやれないだろうししょうがないよ」と批判が集まっている。
深刻化する問題への対応を続けるクルーズ船側への安藤の発言に、多くの視聴者が心ないと感じたようだ。