問題となったのは、その新製品を使って鈴木氏がストリートスナップを撮影している様子を収めたPV。同日に公開されたもので、動画の中で鈴木氏は渋谷を歩きながら、前から来た歩行者が近づいてきた瞬間にカメラを向け、至近距離で撮影。中には、鈴木氏が歩行者の進路を塞いだり、撮影された人が嫌がって顔を背けたり、すれ違ったあとに不審そうに振り向いたりしていたが、鈴木氏は満足そうに笑顔を浮かべたりしており、PVの中では「別に被写体を貶めようとか晒そうという気は全くなく、街の魅力、こんな面白い光景があって、こんな面白い人たちがいて、それを僕が切り取ったらこうなるんだよっていう。それを可能な限り最高な状態で収めたい」などと語っていた。
しかし、動画が公開されると、ネットからは「いや、これ肖像権侵害じゃないの…?」「こんな風に撮られたら気持ち悪い。ぞっとする」「知らない人に写真急に撮られるのまじで怖いから」といった批判の声が殺到。ネット上で炎上状態となると、富士フィルムは即座に、動画や特集していた公式サイトのページを削除したものの、削除された動画はすでにネットユーザーによってアップされている状態となっている。
「あくまで公道で撮影されていることと、表現の自由もあることから、一般的に、ストリートスナップが盗撮や肖像権侵害に当たる可能性は低いものの、鈴木氏が撮影しているのはかなりの近距離。中には、迷惑そうにしている被写体もいたことから、同業のカメラマンからも批判が集まっている状態となっています。」(芸能ライター)
とは言え、「ストリートスナップなんてそんなもん」「批判してる人はストリートスナップが分かってない」という擁護の声も。富士フィルムは同日、「視聴者の皆様に不快感を与える動画が掲載されました」として動画の削除を報告したものの、鈴木氏は無言を貫いている。
記事内の引用について
富士フィルム公式サイトより https://fujifilm-x.com/ja-jp/