「この日紹介されたのが、愛知県にある神社の“賽銭泥棒”対策。これまで賽銭泥棒に悩まされてきたため、ある対応策を取ったところ、被害がゼロになったというのです」(芸能ライター)
それが、宮司が書いた手紙。「あなたがもし食べ物がないのなら、さいせん箱から持って行っていいです(中略) 実は私も子どものころ 家のつり銭の引き出しから時々盗んでいました(中略) でも、あるきっかけがあり、きっぱり止めることができました だから、あなたにも何か“きっかけ”を作ってあげたくてこの手紙を書いています(中略) あなたもきっと変われます 私は応援しています」。そんな改心を促す優しいメッセージが綴られた手紙と、千円札1枚を封筒に入れて、賽銭箱の中に入れておいたという。
この千円札は、宮司が食べる物など何かに使ってほしいという、慈悲の心から出したものだ。なかなかできることではない。
するとその後、2、3回千円札だけ抜き取られてはいたが、同一犯と思われる男から、盗んだ千円札分の大量の1円玉が、神社に残されていたという。
以来、被害はないそうだが、アナウンサーから「この一風変わった、防止対策いかがですか?」と振られた小倉は「『あなたを応援しています』……。でも千円札だったんですね」と言うと、周囲から失笑が。「1万円札じゃなかったんですね」とも続けた。
さも宮司が出した金額が少ないとでも言いたげなニュアンスだったが、この小倉の“冗談”に対して、SNS上は怒り心頭。「MC小倉氏、賽銭ドロへの宮司の気持ち踏みにじり茶化す、 1万でもと。金額の問題ですか!? 影響ある方の、コメントですか? たまたま見て、これがテレビ民放か? 怒りを覚えた。勝手なこと言う、貴方が1万出してみろよ」「小倉さん、コメでも1000円札だったんですよね。1万円札だったらって、そんなゲスな発言やめてよ。ったく」「小倉さんのコメントにないわーって思って速攻テレビの電源切った」等々。
また、社会学者の古市憲寿氏も「お賽銭も、そのうちキャッシュレスになったら賽銭泥棒も消えますからね」と言っていた。実際それが導入されている神社仏閣もあるが、今回は論点がズレているようだ。