第2話は、ようやく元妻・由貴子(仲間由紀恵)との連絡が取れた圭太(向井理)が由貴子からある情報を聞き出し、誘拐された娘の瞳(山田杏奈)を救うため、奔走するというストーリー。さらに圭太は、瞳と交流があったピアニストの翼(松村北斗)の居場所を掴み、ジャズバーでピアノを弾く翼に接近するものの、翼が突然走って逃げ出してしまい――というストーリーが描かれた。
向井演じる主人公・圭太の頼りなさに対し、苦言が聞かれていた本作だが、今回も多くのツッコミが聞かれたという。
「前回から、娘が誘拐されたのにも関わらず、あまり焦燥感が見られず、どこかのんびりした様子が指摘されていましたが、今回も圭太がまったく疲弊したりする様子もなく、ビジュアルは完璧なまま。菜七子(仲里依紗)とのんきに蕎麦を食べるシーンなどもあり、視聴者からは『一応ミステリーなのに、全体のトーンや演出がホームドラマみたいに軽い』『ずっとのんびりしてて娘が誘拐された父親に見えない』といった呆れ声が多数。感想はツッコミだらけとなってしました」(ドラマライター)
また、ツッコミの声がより集まったのは、圭太が自殺した矢吹(中林大樹)が残した帝東建設の不正の証拠を手に入れるため、矢吹のマンションに忍び込んだ際のこと。
「データを盗むため、矢吹のパソコンを立ち上げ、なんとか暗証番号のロックも突破した圭太でしたが、パソコンのデータをUSBに全てコピーすればいいのに、その場で時間を掛けてチェックしたり、ようやくデータをコピーし、逃げる際も玄関に靴を忘れたり、窓を開けっぱなしにするなど、あまりにもガサツさが目立っていました。また、監視カメラも全く警戒せず、変装などもなし。娘を探し回ったにも関わらず、靴もきれいだったことから、視聴者からは、『いろいろ雑だし、圭太はガサツ』『そりゃあ娘もイラつくわ…』『危機感もない、随分のんびりした主人公だなあ』という声が聞かれました」(同)
とは言え、主人公の間抜けさ逆手に取り、視聴者がツッコミを楽しむドラマになれば、今後視聴率が伸びる可能性も十分考えられる。今後の展開にも期待したい。