さて、今週は当コラムで久々に対象レースとなったA2B1の条件レース「しらこばと賞」が浦和競馬場でおこなわれます。重賞勝ち馬や上がり馬、1年2か月ぶりの出走となる実績馬など、バラエティ豊かなメンバーが競うスピード勝負に注目です。
本命は完全に一皮むけた工藤阿須加ことリアライズリンクス。現在2連勝中で、2着馬との着差はそれぞれ1秒3、2秒3とぶっちぎり。これまでなかなか安定して力を発揮出来ませんでしたが、3走前から急激に力を付け実力急上昇中。実力急上昇中といえば人気・実力ともに急上昇中の工藤阿須加。いわずと知れた工藤公康・元プロ野球選手を父に持つ俳優で、今年4月から放送された人気ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」では、甘いマスクと迫真の演技で世の女性たちをくぎ付けに。そんな実力急上昇中なところが似ている両者ですね。持ち前のスピード能力が開花し、伸びのあるストライドは上のクラスでも通用するもの。そもそも1400m以下の距離では負けておらず、今の充実度、ベストの距離とくればここは負けられません。
対抗はケイアイヘルメス。前走は6着に敗れたものの、重賞勝ち馬や重賞常連馬が多数いる厳しいメンバーが集まってのもので悲観するものではありません。むしろこのメンバーに入って最速の脚が使えたことが収穫。今回は流れが比較的早くなりそうなメンバーが揃っており、本馬にはお誂え向きの展開になりそうです。
一発なら20戦17連対で複勝圏率は驚愕の95%を誇るアールセピアカラー。4着以下が僅かに1回という絶対的な安定感を誇る本馬ですが、今回は1年2か月ぶりの出走ということで評価を若干下げたものの、デキ次第ではあっさりがあってもおかしくありません。
以下、浦和が得意なミラーコロまで。
◎(9)リアライズリンクス
○(7)ケイアイヘルメス
▲(4)アールセピアカラー
△(5)ミラーコロ
買い目
【馬単】4点
(9)→(4)(5)(7)
(7)→(9)
【3連単】2点
(9)→(7)→(4)(5)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。