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全日本プロレス 武藤“惜別の秘技”発射予告

 プロレスリング・ノアの故・三沢光晴さん追悼興行(27日、日本武道館)に参戦する全日本プロレスの武藤敬司が9日、惜別のエメラルドフロウジョン発射を予告。田上明との社長タッグで勝利をもぎ取り、三沢さんに哀悼の意を捧げる。

 ノア・田上とタッグを組み、小橋建太&高山善廣と対戦する武藤。田上とはほとんど面識はないが、同じ団体をけん引する社長という共通点がある。そんなタッグパートナーに「まだ1カ月あるから経営のことは考えず試合に没頭してほしい」とアドバイスを送る。
 すべては三沢さんの追悼興行で全力ファイトをするためだ。「ただ一点、三沢さんの追悼試合だから、ライバルとしてこういうのがいたんだという足跡は残したい」と言い切った。
 武藤は過去に、三沢さんと対戦した2004年7月10日のノア東京ドーム大会、タッグを組んだ10月31日の全日本両国国技館大会、そして三沢さんが亡くなった直後の2009年6・21全日後楽園大会と、3度にわたって三沢さんのフィニッシュホールドだったエメフロ弾を繰り出している。
 それだけに今回の武道館大会で武藤が天を指差し、惜別弾を発射する可能性は高い。

◎武藤&三四郎 社長タッグ結成
 全日本プロレスの武藤敬司社長とDDTプロレスリングの高木三四郎社長が9日、都内のスタジオでサムライTV対談番組を収録。8月両国大会を成功させた共通点を持つ2人は社長タッグを結成。プロレス界を盛り上げるために協調路線をとる。
 対談の中で武藤社長はDDTのKO-D無差別王者の飯伏幸太を絶賛。「飯伏を上げてみたい気持ちはある」と色気を見せれば、一方の高木社長は「KAI選手がいいですね。機会がありましたら、ウチにもぜひ」と交流に含みを持たせた。
 武藤社長は自身のDDT参戦にも言及。「来年のDDTのスケジュール教えて、空けておくから」と冗談とも本気とも取れるコメントを残したが、最後は来年もDDTが両国大会を行うことについて「撤退したほうがいいんじゃない。邪魔だよ」と皮肉まじりに話したが今後の両社長に注目。なお同番組は14日、23時〜24時の放送予定。

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