馬にまたがり、客席の大歓声を受けながら、同競馬場に11月1日オープンする新スタンドの名称が「G-FRONT」に決まったことを笑顔でPRした斎藤。会見開始直後は乗馬の興奮さめやらぬ様子で「『三国志』のような、漫画の世界みたいでした。新鮮でわくわくする瞬間でした」と感想を述べたが、その後、報道陣から「今回残念ながら牡馬(オス馬)だったみたいですけど、牝馬(メス馬)のほうに乗りたかったんじゃないですか?」と冗談まじりの質問を受けるとムッとした表情。
当初は「いや、牡牝(オスメス)関係なく…」と気丈に返したものの、やがて質問が徐々にエスカレートし、下ネタを連想させるように「股がったり、乗ったりするのはどうですか?」「毛深さとかも重要だったりしますか?」と続けられると、「え?」と聞き返して失笑。「どうしても話をそっちに持っていこうとしますね。今日は攻めるって決めたんですか? つらぬいている姿勢は素敵だと思いますけど」とあきれ顔。
最後にイベントを総括して「今日も女性だったり、カップルの方が多くて、これまでの競馬場と違う姿を見れた」と話すと、「ご自身もカップルで見に来たり…」とさらに同じレポーターから質問を受けたが、場の空気を濁さないよう気を遣ってか「(つらぬく姿勢も)そこまでいくとかっこいいですね」と切り返して笑いを取り、大人の対応。
会見後は集まった報道陣に「ありがとうございます」とあいさつをしたがその執拗な質問を浴びせ続けたレポーターとも笑顔で向かい合って握手。紳士的な態度で会見を締めくくっていた。
(取材・文:名鹿祥史)