相場英雄氏の小説をドラマ化。トップリーグとは、総理大臣や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者のことをさす。
官房長官の番記者としてトップリーグを目指す主人公(玉山)と、彼のかつての同僚で現在は週刊誌のエース記者(池内博之)が10年ぶりに再会したことがきっかけで、永田町を揺るがす官邸最大のタブーが暴かれていくストーリーだ。その他には、小林薫、陣内孝則、佐久間由衣、小雪が出演する。
「作者が元大手マスコミの記者だったこともあり、かなり赤裸々に永田町の裏表が描かれている。一般の視聴者にとってはかなり興味深い作品に違いないが、今や、NHK以下民放キー局は安倍政権にベッタリ。WOWOWでなければ、企画を出した時点で一蹴されてしまっただろう」(永田町関係者)
WOWOWの強みは、なんといってもCMスポンサーに対する忖度が必要ないこと。
「そのため、食肉業界や医療業界など、ある特定の業界の闇を暴くような作品でもOK。アダルト業界の裏側にスポットライトを当てた過激な作品もあったほど」(テレビ局関係者)
そのため、役者たちの考えにも変化が見られるようだ。
「かつてトレンディドラマに出演していた、名前のある俳優の中にも『もう、WOWOWと映画だけでいい』とまで言い切る人もいるほどです。というのも、WOWOWは制作費がなかなか潤沢。民放とまではいかなくても、それなりのギャラが出るので、社会に対して問題提起をするような作品を好む俳優はこれからどんどんWOWOWに流れるでしょう」(映画業界関係者)
今後もかなり刺激的な問題作を世に送り出しそうだ。