6日の後楽園大会で棚橋を破って悲願のIWGP初戴冠を果たした。この日は棚橋からの「次は俺に挑戦させてくれ」とのリターンマッチ要求を受け、6・20大阪府立体育会館大会での初防衛戦が決まった。
激戦の疲れはみじんもない。すでに野人の視線は初防衛に向いている。「俺はアマレス出身やけど、きのうはグラウンドで主導権を握られてしまった。次までに下半身を鍛えなあかんな。あとはこっちの野性的なもんで対抗すれば問題ないやろ」と下半身強化を図り、V1戦に臨む腹積もりだ。
野人は「次は必ずやスタンドとグラウンドで上回って防衛したる」と完勝での防衛を誓う。
新王者として偉大なチャンピオン像を目指す。「チャンピオンらしくないチャンピオンになったる。常にチャレンジャーの気持ちや」とした上で「全盛期の猪木さんのような気持ちと体からぶつかっていくチャンピオンになったる」。IWGPの創設者のアントニオ猪木を超える伝説を創っていく決意でいる。