−−NZTは12着と残念な結果に終わりました。まずは、その復帰戦から振り返ってください。
斎藤誠師「考えられる敗因は3つあります。まず、1つ目はスタートして2、3完歩目にトモを落とし、トップスピードにすぐ乗れなかったこと。2つ目はレース直後に分かったことですが、右前脚を落鉄していました。そして、3つ目は前日の雨。緩い馬場は不得手ですからね」
−−10kg増については?
斎藤誠師「成長分もありますが、調教を進めていく段階で動きがシャープになってきたのを見ると、やはり太かったようですね」
−−最終追い切りはどこに主眼を置いてやりましたか?
斎藤誠師「1週前に上がりを中心にビシッとやって、体はできているので、7日は馬の気に任せて息の使い方の確認と、伸び伸び走れることに主眼を置いてやりました。全身を使ったいい走りをしていたので満足しています。直人(伊藤直騎手)も『朝日杯FSのデキに戻っている』と言ってくれました。点数ですか? 90点はやれますね」
−−もまれる競馬をした経験がない点は?
斎藤誠師「以前は横から馬が来ると逃げていたように、“ノミの心臓”だった(笑)。でも、休養を挟んで精神的に成長して大人になり、そういった不安は解消しているので(馬込みに入っても)大丈夫」
−−最後に意気込みをお願いします。
斎藤誠師「さまざまな不確定要素があるけど、それは全馬同じことだし、デキの良さでカバーしてくれるでしょう。あとはいかにリズムよく走れるかに尽きます。能力さえ出し切れば自ずと結果はついてくると信じてます。応援してください」