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新日本札止めの大阪城ホールで『G1クライマックス』参戦希望選手が続出!KENTA参戦へ

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KENTA対ジェリコ『G1』で再戦?

 新日本プロレスは9日、初夏のビッグマッチ『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』を大阪・大阪城ホールで11,901人(札止め)の大観衆を集めて開催した。この動員数は、初夏のビッグマッチ『DOMINION』シリーズ最多を更新。実数発表以降に関西で開催した新日本プロレスの大会の中でも最多となっており、2連戦や、京セラドーム大阪での開催を望む声も多い。

 試合はメインイベントで、オカダ・カズチカがクリス・ジェリコを破り、IWGPヘビー級王座の防衛に成功するも、試合後、ジェリコがオカダを急襲しKO。テレビのゲスト解説を務めていた棚橋弘至が救出に入り、ジェリコと睨み合いを繰り広げたが、ジェリコは花道でオカダのレインメイカードルを拾うと額につけて退場。オカダは棚橋の肩を借りながら退場するという、王者として屈辱を味わう結果となった。エンディングなき『DOMINION』は珍しい。セミファイナルでは、内藤哲也が飯伏幸太にリベンジを果たし、IWGPインターコンチネンタル王座を奪回。NEVER無差別級選手権試合は石井智宏がタイチを破り、5度目の戴冠を成し遂げた。

 この日最大のサプライズは、今年2月にWWEを退団したヒデオ・イタミこと、日本ではプロレスリング・ノアで活躍したKENTAの登場だろう。KENTAは“ソウルメイト”である柴田勝頼が誘導する形で、第6試合終了後に登場。札止めのファンがどよめく中、柴田に続いてマイクを握ると「オレは自分の本能に従ってここに来ました。KENTAのプロレス、お見せします。『G1』でお会いしましょう」と、真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』(7月6日アメリカ・アメリカン・エアラインズ・センター〜8月12日東京・日本武道館)に参戦することを高らかに宣言。柴田とともにポーズを決めて、リングを後にした。

 『G1』参戦をアピールしたのはKENTAだけではない。リング上では、第1試合に出場した元WWEのディーン・アンブローズ改めジョン・モクスリー、第2試合で“ヘビー級”の小島聡を破った鷹木信悟が、バックステージでは、ドラゴン・リーからIWGPジュニアヘビー級王座を奪回したウィル・オスプレイと、ジェリコが『G1』参戦を口にしている。ちなみに、昨年出場して現在新日本プロレスと契約を結んでいないのは、ケニー・オメガ、マイケル・エルガン、ハングマン・ペイジの3選手。アピールした5選手が全員参戦となると、日程上、今年も20選手が2ブロックに分かれて総当たりリーグ戦を行う可能性が高く、契約選手から2選手が入れ替えとなる。

 正式な参加選手やブロック分け、各会場の対戦カードなど、『G1』の詳細は近日中に発表される予定だが、5選手が入れ替わり、フル参戦はしないと思われていたジェリコやモクスリー、そして、新日本のヘビー級の主力とはほとんど絡みがないKENTA、鷹木の絡みは非常に興味深い。全大会でドリームマッチが組まれるのは間違いないだろう。

 来年1.4、1.5の東京・東京ドーム2連戦に向けて、新日本は新たな陣容を固めつつある。

文 / どら増田
写真 / 広瀬ゼンイチ

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