そのため、厩舎の思惑が馬券検討にも影響してくる。東京11R「湘南ステークス」(芝1600メートル)も例外ではない。実際、4歳陣営からは「勝ちたくない」「勝たなくても良い」というムードが漂っている。
この点を踏まえて、本命にはブレイブファイトを推す。クラス編成に関係のない5歳馬で実績、実力を額面通り評価して大丈夫。とりわけ、昇級戦でいきなり小差2着に逃げ粘った、東京スマイルプレミアムは評価が高い。
先行して粘ったのはこの馬1頭だけだし、地力強化の跡は歴然。わずか1戦で早くも、クラスのメドを立てた実力は本物だ。
前走はたまたま逃げたが、器用なタイプで自在に動けるのも大きな強み。期待できる。
◎4ブレイブファイト
○5スピリタス
▲14ソーマジック
△9マイネルエルフ、11タイガーファング、16ブリッツェン
東京9R「ロベリア賞」(芝1800メートル)は未完の大器と呼ばれる、オリエンタルジョイをイチ押し。
前々走の500万下は、後に昇竜Sを快勝するプレファシオ相手に3着。続く、山藤賞はダービーTR・青葉賞4着のアロマカフェと、クビ差5着の接戦に持ち込み実力の片鱗を示している。
成績からダート馬のイメージが強いが、本来は芝でこそ真価発揮される。500万なら実力で押し切るとみた。
◎7オリエンタルジョイ
○8ヒカルアカツキ
▲3ミカエルビスティー
△1スマートジェネシス、2ロフティークリフ、12ニシノマナザシ
京都10R「天王山ステークス」(ダ1200メートル)は、新星・サマーウインドで九分九厘いける。
3連勝と破竹の勢いで挑んだ根岸Sは惜しくも2着と、長蛇を逸したが実力を疑う余地はない。とりわけ、京都ダ1200メートルはレコード勝ち(0秒8差)を含め2戦2勝と絶対的な強さを誇る。
トップハンデ57キロも許容範囲だし、大いに期待したい。
◎11サマーウインド
○3マルカベンチャー
▲4スリーアベニュー
△9トーホウドルチェ、10カルナバリート、14グランドラッチ
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。