そんななか、元AKBグループの冠を有する女優や声優、アナウンサーやセクシー女優も増えてきた。中には芸人に転向した者もいる。元SKE48・今出舞がその一人だ。
「09年11月から12年5月まで在籍していました。卒業後は舞台女優として活動していて、出演本数はすでに200本を突破。主演舞台もあり、写真集も出版しています。昨年は6本もの舞台に出ていて、今年も2本目の芝居が、7月中旬に終わったばかり」(アイドル雑誌のライター)
コンビ名は、「あすまい」。なんと相方も元アイドルで、「アリスインアリス」の元センター・高橋明日香だ。2人そろって元アイドルとあって、ズバ抜けたルックス。容貌から笑いを取るタイプの女性芸人が増えている今、実に異質な存在だ。16年には、シングル『ぼくたちは旅に出る』を配信。これまでに、3曲のオリジナルソングを発表している。
いっぽう、「大人向けAKB」として09年に誕生したのが、SDN48。土曜日夜の公演をコンセプトに、終演時刻が22時を過ぎることから、アダルティさがウリだった。しかし、ブレイクすることなく、12年に解散。美人ぞろいのメンバーのなか、ド派手なギャルメイクと圧巻ボディがセールスポイントだったのが、「なちゅ」(本名・竹川奈津子)だ。
解散後は、書道師範代の資格を活かしたボディ書道の道を開拓。22kgのダイエット→リバウンドが注目されたこともあった。そんな彼女は今、お笑いコンビ「モーターシティペンギン」を組んでいる。17年11月、“革命的音楽家”を名乗る男性、成瀬ブルックリンとコンビを結成。なちゅはミュ−ジシャンとしての実績を積んでいたため、音楽は本格志向。自称・ファンタジーユニットにハマる人は少なくないようだ。
元AKB系アイドルの芸人転向。秋の『キングオブコント』、年末の『M−1グランプリ』で注目される可能性も、あるかもしれない…
(伊藤由華)