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ケイリン徒然草 国際化には競輪学校に英語クラス導入を!

 99期生の募集が始まっている。技能試験で60名、適性試験で15名が一次、二次の試験を経て7月には合格者が発表される。

 競輪学校といえば、まだ京王多摩川に校舎があった頃、18期生の取材にうかがったことがある。高原永伍のすぐ下の弟・由介(よしとも)が18期生だった。そのあとは25期まで京王多摩川で、26期からは伊豆修善寺に新築された競輪学校に移った。当初は豪華な建物にびっくりした記憶がある。
 26期では杉淵孝一が強かった。神奈川でも横須賀地区の出身で高校時代は水泳の選手、入校時から体は完全に出来上がっていた。
 適性組は39期生から採用が始まり、滝沢正光(千葉・43期)や山田裕仁(岐阜・61期)松本整(京都・45期)らの特別競輪の覇者を産んだ。一時は適性組の多数採用に反対するムードもあって、適性組で競輪学校に入るのには厳しい状況もあった。だが、プロスポーツの選手の中でも身体能力が必要とされる競輪では適性組の採用はスター選手を育てるという意味からいっても絶対に必要だった。

 日本国籍がなくても選手になれることになっている。日本で生まれ日本で育った人は別にして、競輪学校の教育が日本語で行なわれている間は本当に自転車競技の強い外国選手が競輪学校を卒業するのは難しい。
 もしも本当に競輪を国際化するのなら、英語での授業の特別クラスを編成して生徒を養成する必要があるのではないか。技能では問題ないから学科の授業を英語でやるようにすれば、大相撲のモンゴル力士のように、超一流の選手が育ってくるだろう。それが競輪の本当の国際化につながることは間違いない。
 英語が世界言語になっていることは今さら言うまでもない。英語教育の進んでいるアジアから素晴らしいスターが出たら、将来的には競輪の国際的な輸出につながってくると「夢」を見ている思いである。

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