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小倉2歳S(JpnIII、小倉芝1200メートル、9月6日) ファイティングピサ 偉大なる先輩に続く

 関西エリアで初の2歳重賞となる「第29回小倉2歳S」(JpnIII、小倉芝1200メートル、9月6日)は過去、アストンマーチャンやメイショウボーラーといった一流馬が、ここをステップにGIホースまで成長した。今年も将来性十分の若駒がそろったが、なかでもファイティングピサはメイショウボーラーを育てた名門・白井厩舎の期待馬だ。新馬戦で見せたスピードに陣営はゾッコン。無傷の2連勝で、偉大な先輩の背中に近づく。

 あの時の感触に似ている。一流馬だけが持つ独特の雰囲気だ。2003年の小倉2歳Sを勝った後、05年のフェブラリーSも制したメイショウボーラー。あの名馬とそん色ない。いやそれ以上のオーラをファイティングピサは発している。
 「仕上がり途上の新馬戦が、あの勝ちっぷり。能力は相当ある」。白井助手の言葉も、自然と熱を帯びる。

 デビュー戦は太め残りに加え、道中も物見がキツかった。そんな状況で素早く2番手につけると、2着以下に0秒6差をつける大楽勝だった。同じ小倉でデビュー勝ちしたメイショウボーラーの0秒4差を上回る着差とともに、強烈な印象を刻み込んだ。
 「スタートが速く、終いまでしっかりと伸びてくれた。武豊ジョッキーも最後まで余裕があったと言ってくれたしね。メンバー自体も悪くなかったから」
 このレースの2、5着馬は次のレースで未勝利V。今夏の小倉開催でも屈指の強力メンバーを打ち破った。
 血統背景もクラシックを意識できるスケールを持っている。母ブルーリッジリバーは02年の桜花賞で2着に善戦した。母譲りの軽快なスピードに加え、父のクロフネからは雄大なフットワークとパワーを受け継いだ。
 「前走後もテンションが上がらず、いい雰囲気にある。使った上積みはもちろんあるし、何より素質が違う。今年はメンバーも大したことがないので、必ずいいレースをしてくれると思う」
 まずは重賞V。その先にはメイショウボーラーの背中が見えている。

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