◎ガンジス
ブリンカーを着用した休養前の2戦が期待を大きく裏切る結果だったガンジス。立て直した効果もあってかブリンカーを外した今夏の2戦は復調の窺える内容だった。前走は勝ち馬に離された4着だったが、直前に激しい雷雨があったとのことで、悪化した馬場が合わなかったことや雷に気を遣ったため集中力を欠いたことなどが敗因と考えられる。
重賞で2着3回、オープン特別2勝の実績はメンバー随一。前で立ち回れるスピードと直線の坂を乗り切るパワーを兼備しており、この舞台は合う。叩き3戦目、今回は走りごろだ。連軸。
おそらくハナへ行くだろうキズマの前残りに警戒が必要。昨秋の東京戦では、同斤量のガンジスに先着しており1キロ軽い今回は前半のペース次第では頭まであるかもしれない。
他では、鋭い末脚が武器のワイドバッハか。オープン入り後の4戦が4、3、2着、そして重賞の前走でも0.4秒差まで差を詰めており力差は感じられない。展開次第ではまとめて差し切る可能性も。
以下、気性面に課題はあるものの、折り合えばいい脚を長く使うナリタスーパーワンか。勝負になりそうな馬はこのあたりまでで、あとは少し力差があるように思う。
馬連 流し (4)→(2)(8)(9)
3連単 フォーメーション
(2)(4)→(2)(4)(9)→(2)(8)(9)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。