1〜31の数字の中から異なる5つの数字を選ぶミニロトの1等当せん金は約1000万円。理論上の1等当せん確率は16万9911分の1。確率の高さで言えば、1口300円で発売される年末ジャンボプチ(1等1000万円)の10万分の1に譲るものの、毎週購入できるミニロトは1口200円で、年末ジャンボプチとは違い、当せん口数次第では1000万円を超える当せん金が期待できる。当せん金の理論値が同じ1000万円のロト7の2等当せん確率は73万5395分の1(1029万5472分の14)。ロト6の2等当せん確率に至っては、101万6075分の1(609万6454分の6)。数字を見比べるだけでも、ミニロトの1等の方が当てやすいことが分かるはずだ。
もうひとつの魅力は、1等の口数次第で当せん金が大きく変動する点だ。1等当せん口数が多くなれば、当せん金は理論値の約1000万円を下回ることになるが、通常の抽選では1等当せんは多くても30口。その場合、当せん金は約500万円になってしまうが、1等当せんが10口を下回るケースでは、1500万円、2000万円、3000万円と当せん金は跳ね上がることになる。
ミニロトの抽選日は毎週火曜日の午後6時45分。1等当せん確率のハードルが低くなる分、キャリーオーバーが発生するような「1等該当なし」ということはない。必ず1等が出るわけで、1等に当せんするチャンスは、購入する全ての人にある。
プロ野球巨人は、1989(平成元)年から6回の日本一を経験した。日本一となった平成の年(1、6、12、14、21、24)を選んで3等を当てた巨人ファンがいるという。
同じく1989(平成元)年に結成したバンド、Mr.Children(ミスターチルドレン)の19枚のアルバムから、好きなアルバムを選び、その発売年の数字を選んで2等が当たったという話も聞く。
平成のミニロト発売は残すところ2回(4月23日、4月30日)。ミニロトは1〜31の中から好きな数字を5つ選べる。平成の31年間を振り返り、身に起きた出来事や、自身にとっての重大ニュースが起きた年を組み合わせてミニロトに挑戦してみる手もある。
小岩井弥(こいわい・ひろし)
金融機関、出版社を経て、フリーランスへ。競馬、数字選択式宝くじなど、一攫千金のマネー分野を研究。主な著書に『LOTO6 セット球+枠番消去法W−攻略』、『ロト6 キャリーオーバー4億円の法則』(ともにメタモル出版)、『図解 ロトセグシートでロト6が簡単に当たる本』(笠倉出版)などがある。2019年は、3月にロト6の2等に当せん。