リスナーから「『M-1グランプリ』の復活は嬉しいのですが、発案者の島田紳助師匠がいないのが寂しいです」との意見が寄せられると、チュートリアルの2人は1年に2回漫才大会が開催されることに「厳しい」「ネタがない」と指摘。というのも、「M-1」終了後の2011年から、全国的な規模で「THE MANZAI」が開催され、決勝戦が毎年12月に行われているからだ。
福田充徳は「1年に、2人漫才チャンピオンが出たとするなら、なかなか大変やろな」と心配し、徳井義実は「余計、チャンピオンの重みが薄まりそうな気はするけどな。ただでさえ最近なかなかね、チャンピオンが大ブレイクできるかっていったら、そうでもなくなってきてますからね」と昨今のお笑い賞レース事情を明かした。
審査員の話題へ発展すると、徳井は「やっぱりM-1ってなったら(島田)紳助さんと松本(人志)さんがいるっていう。カウス師匠と。スゴい審査員が“いる”大会。だからこその価値があったみたいなところ、ありましたけどね」と持論を展開。第1回〜第10回までの主な審査員は、「M-1」発案者の島田紳助、松本人志、ラサール石井、大竹まこと、オール巨人、中田カウス、島田洋七など。2002年の第2回大会には、立川談志も審査員を務めた。
また、徳井は“笑い”のネタのパターンが出尽くした感があると指摘し、「視聴者の人もネタというものに免疫がつき過ぎているというか、色んなネタのパターンとか色んなネタを知ってしまっている状態があるから、ある種、飽きてんのかもしれんしネタに」と分析。一方の福田は、チュートリアルが「M-1」でグランプリを獲得した時とは違い、今ではネットが普及して色んなネタを何度でも観れるという状況だと指摘し、「1回のネタの消費が半端やない。なかなか、難しい気はするよね」と明かした。
とにかく、チュートリアルの2人は「どうすんねやろ!?」と疑問を抱くばかりだった。