後藤は「めちゃイケ」のほかにも、関西系の番組が2本終わった事実に触れ、同席した相方の福徳秀介も、残るレギュラー番組は「千葉テレビの『ジャルッと!爆ハリ!』ぐらい」と自虐ネタを述べた。だが、芸人の活躍の場はテレビだけではない。テレビへの露出がなくとも「家を建てた」芸人は意外と多い。
「有名なところでは、テツandトモの、“赤い方”であり“動き回る方”のテツですね。地道に営業をこなし、埼玉に三階建の一軒家を購入したそうです。営業では、各地方ごとのご当地ネタを取り入れた『なんでだろう』を披露するなど、臨機応変な対応ができるのも人気の秘訣でしょう。現在は千葉県議会議員となった“プリ長”ことプリティ長嶋も、長嶋茂雄のものまねというネタ一本で営業を重ねて、新築の一軒家を建てています。本人は『長嶋さんのおかげで家が建てられた』と感謝していましたね」(業界関係者)
芸人にとって、営業は意外とオイシイ仕事である。1日に数か所を回れるので、数をこなせばまとまった収入になる。ただ、ジャルジャルの芸風は営業向きではないかもしれない。
「本人たちが『しくじり先生俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演時には、『トガリすぎていると思われて、イジりにくいと思われている』といった悩みを披露していました。営業では、イジられ要素は重要な要素ですし、一発ギャグや子供受けなども求められます。ジャルジャルにそうした側面はないので、営業をこなしていくならば、新たな方向性が求められるかもしれません」(前出・同)
そもそも、ジャルジャルはじめ、2010年加入の新レギュラーメンバーは、番組内であまり活躍できているようには見えなかった。それだけに、番組終了後の活躍には不安が残りそうだ。