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『news zero』に海外アーティストが怒りの抗議 批判受けた落合陽一氏は釈明

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落合陽一氏

 アメリカ在住のアーティストであるカーラ・オルティス氏が、自身の取材を受け、16日に放送された『news zero』(日本テレビ系)に対し、ツイッターで抗議している。

 問題となっているのは、『news zero』で取り上げた画像生成AIについての特集。オルティス氏はAIが許諾を得ずに自身の作品を学習したとして、画像生成サービスの会社を集団提訴しているアーティストの1人。番組の取材に対し、AIに「搾取され悪用された」と訴えていた。

 しかし、番組ではスタッフが、オルティス氏の作品とAIが出力した作品の2つをパネルに並べ、街頭インタビューで一般人に「どちらが好みかどうか」と聞く一幕が。多くの人が「AIの方が好き」という結果になったことを放送していた。

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 この放送を受け、オルティス氏は23日にツイッターを更新し、「視聴者に誤った情報を与え、生成AIに関する私の正確な問題を否定する、恥ずべき番組を公開しました」として、『news zero』への苦言を英語で綴った4枚の画像を公開。

 オルティス氏は「私は、news zeroによる情報の提供の仕方に憤りを感じています」と訴え。放送された街頭インタビューについて、「私は自分の作品がそのように利用されることに同意したわけではありません。インターネット上の荒らしと『競争』して私の絵を嘲笑する許可を『news zero』に与えたことはありません」と苦言を呈した。

 また、番組にはメディアアーティストの落合陽一氏が出演し、この問題について「これからのアーティストは、単価を上げるか、コピーされることを前提にAIで作るか、コピーされたことを売って生きていくか、コピーしにくいものを作るかくらいしかない」とコメントしていたが、オルティス氏はこれについても疑問視。

 「落合氏は、今まさに苦しんでいる日本のアーティストを無視した」とし、「アーティストにとって効果のない解決策や、世界中のアーティストや一般人の盗んだデータで鍛えられた技術のポジティブな応用を提案しました」と苦言を呈していた。

 なお、落合氏は24日にツイッターで、オルティス氏の投稿に反応。英語で「AIの可能性が全ての人に利益をもたらす方法で活用されるように、法律と慣行を適応させる必要があります」「私は日本や世界のアーティストの闘いを否定しているわけではない」と自身も画像生成AIに問題意識を持っていること釈明。

 さらに、「あなたの作品が本人の同意なく世論調査に使用されることについては、重大な問題であることは私も同感です」と街頭インタビューに対しては批判的な姿勢を見せていた。

記事内の引用について
カーラ・オルティス公式ツイッターより https://twitter.com/kortizart
落合陽一公式ツイッターより https://twitter.com/ochyai

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