同局の金田新・放送総局長は24日の定例記者会見で、今月14日から18日に放送されたEテレの料理番組「楽ごはん」でバスト95センチ・Iカップのグラビアアイドル・手島優が胸元が大きく開いたエプロン姿で出演していたことについて「今回は(度を)越してしまった。反省している」と不適切な演出だったことを認め謝罪した。
「一部週刊誌でも報じられたが、手島は栄養士の資格を持っているため講師として同番組に登場。『愛がいっぱいIカップ』がキャッチフレーズの手島だけに、『愛がいっぱい“ぷるるん”レシピ』と題して、エプロン姿でバストを自ら両手で寄せて強調してみせる過激演出を連日みせ、5分間の番組の冒頭では、手島のビキニ姿の映像も放送されるなど、まるで民放の深夜番組のような演出だった」(芸能記者)
また、新山賢治理事は「NHKはお高くとまっていて、とっつきにくいイメージがあったので、目線の低い新しいNHKにしようと思ったのかもしれないが、私の目からみたらこざかしい演出」と制作現場に苦言を呈したが、制作サイドが視聴率にこだわって迷走するあまりに墓穴を掘ってしまったようだ。
「NHKの発表によると、昨年度の受信料収入はBS放送の普及もあり前年度比155億円増の6598億円で過去最高。収入から支出を引いた事業収支差金も21年連続で黒字。そのため、来年10月から受信料が月額最大で120円値下げされることが決まっている。受信料を値上げしようとすれば国会でも問題になるが、なんとか視聴率を上げ、『こんなに見られているから、値上げも仕方がない』というのをアピールしたい。NHK社員の平均年収は1000万円以上と言われるだけに、自分たちの給料を下げたくないこともあり、現場も必死なのだろう」(週刊誌記者)
仕事をこなしただけに手島からすればとんだとばっちりだったに違いない。